レポーター 「コチサさん。世界MCコンペティション、ナンバーワン獲得おめでとうございます」 コチサ 「ありがとうございます」 レポーター 「今のお気持ちは?」 コチサ 「感慨深いものがあります」 レポーター 「香川の山奥から上京され、そしてまたそこから世界へ羽ばたかれたコチサさんですが、この10年間を振り返ってみるといかがですか?」 コチサ 「故郷では父と母そして妹弟、東京に出てからは事務所関係の方々や応援してくれた人々、世界の舞台に飛び込んでからはマリー・ピエール・シャルマーニなど、いつも支えてくれた人たちがいたように思います」 レポーター 「その故郷のご両親にも、コチサさんとは歳の離れたご兄弟誕生のニュースがありますが・・・」 コチサ 「えぇ喜びは重なるものです。全くアンビリーバブルな両親で鼻が高いです」 レポーター 「弟さんも近々ご結婚されるとか?その時のMCは勿論姉としてコチサさんがされるのですね?」 コチサ 「いや、名実共に世界のMCの頂点に立った今としては無理でしょう。弟にギャラが払えるとは思えません」 レポーター 「弟さんからもギャラを取るんですか?」 コチサ 「当然です。世界のMCですから。もう益田家のコチサでは無いのです。世界のコチサなのです。いくら益田家だからと言って贔屓するわけにはいきません」 レポーター 「でもいくら世界のコチサさんでも、お骨になったら益田家のお墓に入るんですよね」 コチサ 「あんたね。このおめでたい席になんていうインタビューをしてるんですか」 というようなわけで、4月1日の更新なので思いっきりエイプリルフールをぶっ放してみました。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 浩二(弟) 「姉ちゃん、まぁボクの事はどうでもいいけどね。父さん母さんがこれ読んだら怒るでぇ」 コチサ 「お前が見せなきゃ誰が読むことが出来るのよ。いい?冗談なんだから絶対言っちゃだめよ。エイプリルフールなんだから」 浩二 「あのさ、世界MCコンペティション、ナンバーワン獲得ってさ、姉ちゃんの願望なんじゃないの?」 コチサ 「そうね、願望って言うよりは夢ね。それも実現可能の」 浩二 「ボク思いよるんやけどな、エイプリルフールってさ、有り得ない嘘をつくもんだと思うんや」 コチサ 「ん?」 浩二 「姉ちゃんが、エイプリルフールで世界のMCの話を書くんはな、自分からそれが有り得ないって事を認めた事にならへんかな?」 コチサ 「・・・」 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 子供の頃、積み木でひらがなを教えてあげたのは誰なのよ? 覚えが悪くて、何十回も何百回も教えてあげたじゃない。 それが、こんな憎らしい口をきくなんて・・・ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 浩二 「別に憎まれ口きいているわけや無くてな、姉ちゃんの成功を思うとるから言ったんやけどな・・・」 コチサ 「じゃ、じゃぁ、取り消すよ。世界MCコンペティションまた今年も落選でした、ってのにするよ」 浩二 「それもなぁ・・・それだと読んでいてなんも面白い事ないやろ」 コチサ 「・・・」 口だけが頼りの、世界のMCコチサ。 新年度そうそう弟にあっさりやりこめられるの巻。 |
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