 No.136 2001.9.1
 9月になりました。
時間の経つのがなんと早いこと、早いこと・・・
二日前に、近所にローソンがオープンしました。
オープン記念で、9月1日まで「おにぎり」が50円です。
8月30日・・・
 オーナーのおばちゃん
「いっらしゃいませ」
 コチサ
「開店おめでとうございます」
オーナーのおばちゃん
「ありがとうございます」
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 コチサは「おにぎり」を3個150円で買って、記念のローソンオリジナル「USJ」ハンドタオルをいただきました。
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コチサ
「うわー、こういうタオルって汗拭きやすくていいんですよね」
オーナーのおばちゃん
「ありがとうございます。先着1000名様にお配りしているんです」
8月31日・・・
オーナーのおばちゃん
「いらっしゃいませ」
コチサ
「昨日の「ちりめんおにぎり」美味しかったです」
オーナーのおばちゃん
「ありがとうございます」
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コチサは「ちりめんおにぎり」を含むおにぎりを3個150円で買いました。
レジには、ローソンオリジナル「USJ」ハンドタオルが残っていました。
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オーナーのおばちゃん
「これ記念品です」
コチサ
「昨日「ちりめんおにぎり」を買った時にいただきました」
オーナーのおばちゃん
「あ、そうですか・・・でも良かったらどうぞ」
コチサ
「ありがとうございます。いただきます」
そして9月1日
オーナーのおばちゃん
「いらっしゃいませ」
コチサ
「おはようございます」
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 さすがに「ちりめんおにぎり」に飽きたコチサは、種類を変えたおにぎりを3個150円で買いました。
レジにはやはり、ローソンオリジナル「USJ」ハンドタオルが残っていました。
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オーナーのおばちゃん
「あのー、ハンドタオル・・・もういりませんよね」
コチサ
「いや、いただくのはやぶさかではないのですが・・・」
オーナーのおばちゃん
「残っちゃいましてね・・・」
コチサ
「はぁー」
オーナーのおばちゃん
「初日に掃ける予定でしたんですが・・・」
コチサ
「はぁー」
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この狭いけど車の通りが多い某商店通りは、コンビニの激戦区です。
セブンイレブン、サンクス、ファミリーマート、そして同じローソンの競合店までも歩いて数分の距離にひしめき合っています。
今回のローソンから坂を下った所には、数ヶ月前閉店した「ローソン」の跡地が次の店子がまだ見つからない状態でガラーンとした空間をさらしています。
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コチサ
「大変なお仕事ですよね」
オーナーのおばちゃん
「えぇこの界隈はね、特に」
コチサ
「お客さん、たくさん来てくれると良いですよね」
オーナーのおばちゃん
「そうなんですよ。頑張らないとね」
コチサ
「そうですね」
オーナーのおばちゃん
「あのー、おにぎり50円、今日で終わっちゃうんですけど、また来てくださいね」
コチサ
「えぇ・・・」
以前のコチサニュース(58号)で、近くのローソンとセブンイレブンの話を書きました。
あの元気なおばちゃんがいなくなったローソンが、数ヶ月前閉店したローソンです。
ちょっとだけこのオーナーのおばちゃんに、以前のローソンの元気なおばちゃんの面影を見たコチサは、このローソンにも頑張ってもらいたいと思いました。
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でも・・・
コチサは、この50円おにぎりのサービスが終わったらどうするんだろう？
セブンイレブンは、坂を下って歩いて1分。
このローソンは、坂を登って歩いて5分。
オーナーのおばちゃんとは、会話を交わす程度には仲良くなったけど、この距離と坂道のハンデを克服してまで毎回の買い物には来ないような気がしました。
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よっぽど、店名を指名してまで行く贔屓のコンビニが無い限り、基本的には「近い」コンビニに行くのがパターンだと思います。
しかしながら、この激戦区ではそうは言ってられないのでしょう。
相手のテリトリーからもお客さんを引っ張り込まなくては・・・
そのために、本部が考えるあの手この手の集客作戦を、店舗側は必死でこなしていくのでしょう・・・
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という決まりきった元気な挨拶の声とは違って、おばちゃんの最後の言葉「・・・また来てくださいね」は営業トークではない本音を感じてしまいました。
 多分、明日からは近いほうのコンビニに言ってしまうんだろうと思いながら、このおばちゃんのお店が大成功すればいいなと・・・
なんか矛盾したことを思いながら坂道を下る帰り道でした。
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