No.130 2001.8.17
ノートブックを手に入れてから、一月半、ついにコチサ邸ADSLの工事日がやってきました。
申込みに時に「自分で工事をする」という項目を選んだコチサなので、工事日と言っても前日にモデムとスプリッターが送られてきただけでした。
マニュアルを見ながら、一応設定・・・
で・・・
早速、カスタマーサポートへ電話。
これが全く繋がりません。
電話をかけ続けること2時間。
担当
「はい、ADSLカスタマーサポートです」
コチサ
「ずーっと、話中でした」
担当
「申し訳ありません」
コチサ
「今日開通したのですが、試験センターへの接続が出来ません」
担当
「はいわかりました。先ずお客様のお電話番号とお名前から、お教えください」
コチサ
「コチサです。番号は、東京ヨイフロ、コチサです」
担当
「了解しました。それでは、一緒に設定を変更して見ましょう。先ずお客様のお使いになっているコンピュータは・・・」
何故か、コチサのマシンと送られてきたCD−ROMの相性が悪かったようで、この担当者は親切にも、自社製品ではないフリーの接続ソフトのダウンロード先まで教えてくれました。
・・・そして電話でレクチャーを受けること50分、ようやくADSLの環境が完成しました。
コチサ
「あのー、それから、このマシン、事務所でも使ってるんですけど、その時は、LANケーブルの差し替えだけで大丈夫なんですね?」
担当者
「はい、大丈夫です」
・・・この担当者の一言が、後の問題を引き起こすとは・・・
まぁとにかく、ADSLの環境はやっぱり速かったです。
回線速度を調査するHPで調べてもらった所、コチサの場合、下りで650〜750あたりの数字をキープしてました。
NTTさんのフレッツADSLでは標準的なスピードだそうです。
まぁ公称の1.5Mには及ばないけど、ベストエフォートだし、これでもISDNの10倍以上速いからいいやってことで、遊ぶこと遊ぶこと・・・
翌朝は眠い目をこすりながら事務所へ・・・
コチサ
「おそよう」
社長
「あぁ、おはよう・・・もう12時かぁ、昼休みのチャイムみたいな奴だな。じゃぁ、昼行ってくるわ」
コチサ
「ばいばい。おかわり自由のライスを食べ過ぎるんじゃないよ。太るからね」
社長
「余計なお世話だ。自分の体調くらい自分で管理するわい」
コチサ
「そうはいかないんだよ、11月のリレーマラソンはチーム競技だからね。一人でも自己管理できない人間がいるとチームの士気に影響するんだよ」
社長
「もしかして、私も出るのか?」
コチサ
「当たり前じゃん。人数がたりないんだよ」
社長
「・・・」
そして・・・
早速、LANケーブルを繋ぎ代えてスイッチオン。
うわーぉ!!!!!
繋がらないだけならまだいい。
コチサが自分のマシンの電源をONにしただけで、コチサのマシンだけじゃなくて、他のネットワーク環境に接続されている2台のマシンにも大きなエラーメッセージが出てフリーズしている・・・
うわーぁ・・・
参った・・・
社長、ちゃんと自分のデータ、セーブして行ったろうな・・・
コチサ
「もしもし、昨日電話したコチサですけど、昨日の人いますか?」
(いるわけないだろ・・・)
新担当者
「・・・そうですか、そうなりましたか、困りましたね」
コチサ
「そうなんです。何故こうなったのか、どうしたらいいのか教えていただきたいのです。それも、やんごとなき事情がありまして、急いでお教え願いたいのです」
新担当者
「そうですね。困りましたね」
コチサ
「困っているのはコチサなのです。一緒になって困っていただかなくていいのです」
新担当者
「困りましたね」
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うわぁおう。
こいつが一番困ったちゃんじゃん。
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コチサ
「いいですか。私の名前はコチサです。住所は・・・、そして昨日の状況は・・・本日電話をした理由は・・・以上、メモをとって頂きましたか?じゃぁそのメモを誰か別の人に回してください、お願いします」
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コチサからの提案が彼にとっても渡りに船だったようで・・・
折り返しすぐ電話がかかってきました。
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新々担当者
「コチサさん、申し訳ないです。昨日の人間の設定と今日の人間のコミュニケーションが取れていなかったようで・・・」
コチサ
「コチサの今の緊急の問題は、会社のマシンをフリーズ状態から抜け出すことです」
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・・・新々担当者は、昨日の間違いと軽薄な請負を詫びながら、熱心にレクチャーをしてくれました。
そして、問題はやっと解決。
ところが・・・
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コチサ
「フレーズしているネットワークに繋がれているマシンはどうしたら良いのでしょう?」
新々担当者
「あぁそれは、再起動かけてくれれば大丈夫ですよ」
コチサ
「さ、再起動ですか?」
新々担当者
「はい、再起動と言うのは、ウィンドウズメニューから・・・」
コチサ
「それはわかります。とりあえずありがとうございました」
さぁ困った・・・
社長
「ただいまぁ」
コチサ
「おかえりぃ」
社長
「ん?、おいこのマシンデータが消えてるぞ、どういうこと?」
コチサ
「だからいつも言ってるじゃん。セーブしなよって。人生何があるかわからないんだから」
社長
「何があるからって、こんな昼食べてる間に何にもあるわけないだろ。このマシン、他の人間が使うことなんかないんだから・・・ん?もしかして、いたずらしたのか?」
コチサ
「失敬だな。コチサだって困ってるところさ」
社長
「何があったんだ?」
コチサ
「ん?・・・突然、停電があったんだよ」
社長
「停電、聞いてないぞ。勝手にそんなことされちゃ。よし、管理組合に行ってくる」
コチサ
「ま、待ってよ。ち、違うよ。この部屋だけブレーカーが落ちたんだよ」
社長
「なんでだよ。容量がオーバーするわけ無いじゃん」
コチサ
「ん・・・そうだ。す、砂太郎が来たんだよ」
社長
「砂太郎?」
コチサ
「そうなんだよ。砂太郎がやってきたんだよ。ほらこの猛暑だから、入って来て立ちくらみがしたんだろうね。頭がブレーカーに当たってそれで、部屋中の電源が落ちちゃったんだよ。全く困った奴だよね」
社長
「頭がブレーカーに?・・・このブレーカーにかぁ?」
コチサ
「社長、いくらそこで飛び跳ねたって無理だよ、普通の人間じゃ届かないよ。砂太郎は背が高いからさ、仕方ないよね」
社長
「いくら背が高いからって、ここに頭が当たるなんて、ジャイアント馬場さんでも難しいだろ」
コチサ
「ホントだよ。困った奴だね。砂太郎って」
社長
「・・・・・」
ふっー(>_<)
(最近、このてのため息、多くない?)
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