No.76 2001.4.9
スポーツ振興くじ、通称「toto」に手を染めてみました。
先ず、何をするにも準備万端整えるのがコチサ流、全ては外堀を埋めてから出陣です。
コチサ
「もしもし、新支店長、どうその後?」
新支店長
「どうその後って・・・忙しいですよ」
コチサ
「ふーん、大変だね」
新支店長
「おかげさまで・・・それで何か?」
コチサ
「へっ?」
新支店長
「へっ?って、コチサさんが理由が無くて、わざわざ電話して来ないでしょう。市内3分8.5円の距離じゃないんだから」
コチサ
「まぁね・・・あのね、totoをやろうと思うんだけど・・・」
新支店長
「あー良いですね・・・私もやってますよ、なかなか当たりませんけど・・・」
コチサ
「楽しい?」
新支店長
「そりゃーもう、仕事から帰ってビール片手に、BSの録画で試合見るのが楽しみになってきましたよ」
コチサ
「小市民だね、支店長ともなった人間が」
新支店長
「余計なお世話ですよ。信金の支店長だって人間です」
コチサ
「そこなんだよ、新支店長。totoって信金が取り仕切ってるでしょ」
新支店長
「取り仕切ってなんかいませんよ。発売は日本体育・学校健康センターというところで、運営は日本スポーツ振興くじ(株)がやってるんです。払い戻しに関して、totoマークのある信用金庫が扱っているだけですよ」
コチサ
「で、そっちの信金はtotoマークがあるの?」
新支店長
「ありますよ」
コチサ
「じゃぁさ、2等とか3等の少額当選の時はさ、コチサもわざわざそっちまで行くの面倒くさいから近くの信金で払い戻しするけど、一億円が当たったら、そっちの信金で払い戻しするよ」
新支店長
「それはわざわざ、ありがとうございます・・・でもなんか裏がありそうな話しですね」
コチサ
「そうなんだよ。裏と言えば、払い戻しをする信金さん独自に、今度の試合どっちが勝つとか、熱い情報が流れてない?」
新支店長
「あるわけないでしょ。そんなのあったら私がとっくに一億円当ててますよ」
コチサ
「いや、関係者は買ってはいけないとかで・・・」
新支店長
「無いですよ。それに私は毎回買ってますし・・・」
コチサ
「ふーん、役に立たないなぁ、まったく・・・」
新支店長
「・・・・」
で、早速買って来ました。
・・・100円。
結構並んでいて、前の人たちがみんな何千円とか買っている中での100円は勇気がいります。
コチサ
「もしもし、新支店長?」
新支店長
「なんだまたですか?今度は何ですか?」
コチサ
「toto買ったよ、1.1.1.2.2.1.1.2.2.1.1.2.0、そっちは?」
新支店長
「えー言うんですか?・・・2.2.1.2.2.・・・・です。あのー私、夜、録画を見ながらビールを飲むのを楽しみにしてるんですから、くれぐれもメールで結果を教えたりしないで下さいよ」
コチサ
「もちろんだよ」
そして翌日の土曜日・・・
早々と、3つはずしたコチサ・・・
あっさり敗退が決まってしまいました。
くやしい・・・
メモをしておいた新支店長の成績をチェック・・・
なんだこっちも敗退かぁ。
同病相憐れむ、慰めのメールを送ります。
「お互い残念だったね、また頑張ろう!」
ほどなく返事が・・・
「言わないでって言ったのに・・・」
そうか、そうだったっけ・・・
すっかり忘れていた。
まぁまた来週があるじゃん!
ということで、取り合えず少しだけわくわくするこのtoto、暫くは週末の楽しみになりそうです。
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