コチサニュース No.77 2001.4.11

 事務所にいればこそ出会う電話・・・

 今日はクイズです。



 ◆その1◆

 相手

 「NTT代理店○○と申しますが、電話機担当の方いらっしゃいますか?」

 コチサ

 「はい、私です」

 相手

 「今度NTTによって、○○法が改正され、○○が変更になったのはご存じですよね」

 コチサ

 「いえ、知りません」

 相手

 「そうですか・・・それでは先ず、お使いの電話機を持ち上げて裏に書いてある製造番号をお教え下さい」

 コチサ

 「への4番です」

 相手

 「へっ?・・・そんな番号無いはずですが・・・」

 コチサ

 「あっ、すいません、モハ五二五〇です」

 相手

 「勘弁して下さいよ。それって鉄道車両によく書かれている型番じゃないですか・・・そんなの鉄道マニアじゃなかったら突っ込めませんよ・・・ちゃんと答えて下さいよ」

 コチサ

 「だってもう何回もそういう電話かかってくるし、飽きちゃったよー」



 ◆その2◆

 相手

 「○○さん(社長の個人名で)いらっしゃいますか、私は長谷川です」

 コチサ

 「はい、私です」

 相手

 「あっ失礼しました。私○○商事の長谷川と申しますが、初めてお電話させていただいております」

 コチサ

 「初めてなのに、どうして社長の個人名なの?それに自分を名乗るのも社名を言わないで個人名じゃん」

 相手

 「申し訳ありません、なかなか社長に取り次いでもらえないもので・・・」

 コチサ

 「でも、その作戦もなぁ・・・もう見破られてるよ・・・だってコチサ社長じゃないもん」

 相手

 「・・・・・」

 コチサ

 「じゃぁねい」



 ◆その3◆

 相手(尊大な口調)

 「私は興信所のものですが、今回お宅の会社に調査が入りましてね」

 コチサ

 「あら、大変、どこからでしょうか?」

 相手

 「それは興信所の決まりがありまして、お教え出来ないんですよ・・・それでお伺いしたいことがありまして。先ず社員は何名ですか?資本金はおいくらですか?」

 コチサ

 「えー興信所のくせにそんなの調べられないんですか?」

 相手

 「えっ?」

 コチサ

 「それに、興信所だったらこっちにもわからないように調査するんじゃない?直接調査の入った会社に電話してくるなんて、ちょっとへぼではありませんでしょうか?」

 相手

 「いいんですね、そんな態度をとって・・・相手先にそのまま伝えますぞ」

 コチサ

 「伝えますぞって、そのまま伝えちゃったら困っちゃうのはうちの会社じゃないような気がするのですが・・・」



 ◆その4◆

 相手

 「もしもし、○○企画と申しますが、先日お送りさせていただいた資料はお読みくださいましたでしょうか?」

 コチサ

 「あぁ、読みました。あの茶色い封筒に入ったやつね」

 相手

 「いや、違うと思うんですけど・・・」

 コチサ

 「あ、そうですか。じゃ何色の封筒」

 相手

 「いや・・多分・・・茶色かと・・・」

 コチサ

 「じゃぁいいんじゃん、読んだよ、読んだ」

 相手

 「いや・・・それは違うかと・・・」

 コチサ

 「何でわかるの?」

 相手

 「いやー・・・」

 コチサ

 「本当は送ってないんだよね」

 相手

 「えぇ・・・はい」

 コチサ

 「読みましたかって言って、一瞬相手に申し訳ない気分にさせて怯んだところを一気に攻めるんだよね」

 相手

 「よくご存知で・・・」

 コチサ

 「それ、ビデオで講習受けたでしょ」

 相手

 「えぇ」

 コチサ

 「そのビデオのナレーションの声、私だよ」



 ◆その5◆

 相手(女性)

 「もしもし、只今女性社員の方だけを対象にアンケートを行っております。お手数ですけど5分ほどご協力いただけないでしょうか?」

 コチサ

 「女性社員ですかぁ・・・うちにはいないなぁ」

 相手(女性)

 「あのーあなた様で結構なんですが・・・」

 コチサ

 「だって女性社員でしょ。私はお手伝いのアルバイト、社員じゃないもん」

 相手(女性)

 「いや、何も社員様に限った事ではなく、この場合女性であることが肝心というか、何というか・・・」

 コチサ

 「ダメだよ、アンケートっていうのは信頼性が無くちゃ。その為には出所がはっきりしなくちゃ。ちゃんと女性社員って決まってるんなら女性社員にしなくちゃ」

 相手(女性)

 「いや、そうなんですけど、でも今回だけは特別と言うことで・・・」

 コチサ

 「ダメダメ、一つ例外を作ったら、あとはなし崩し的になっちゃうんだぞ」

 相手(女性)

 「あのー、もう結構です。失礼します」



 ◆その6◆

 相手(外人)

 「アノー、モシモシ・・・ワターシハァ、ボブ・フランクリンとイイマース。アナータハァ、英語がしゃべれますカァー?」

 コチサ

 「はい、生麦生米生卵、こんこごめの生まながみ」

 相手(外人)

 「アナータァー、ワタシノことばがワカリマースカァー?」

 コチサ

 「はい、拙者親方と申すはお立会いのうちに・・・(以下外郎売りが・・・続く)」

 相手(外人)

 「あなーたはぁー、エイゴにキョウミがワキマッセンカァー?」

 コチサ

 「はい、元朝より大晦日までお手に入れまするこの薬(外郎売り・・・続く)」

 相手(外人)

 「あなたのニホンゴ、わたしさっぱりわかりませーん」

 コチサ

 「これは、外郎売りという日本語の基礎を学ぶ為には大切な発声練習法です。よかったら勉強してみませんか?教材のテープをお売りしておりますが・・・」

 相手(外人)

 「マタ、電話シマース、サヨナラ」



 ・・・・

 まぁこれらは、やっとこの種の電話に慣れっこになったコチサが発案した「お互いに楽しめる対処法」の一例ですが・・・

 ここまで来るのには何度辛酸を舐めさせられたことでしょう・・・

 なまじ真面目に対応したり、真剣に戦ったりしちゃうと大変な時間の浪費と精神の疲労に悩まされたりします。

 お互いが、明るく楽しい出会いと別れを・・・・・

 そんなコチサの気配りも込められていたりします。

 (どうだか・・・)



 さて問題です!

 上の「その1」から「その6」まで、何のセールスの電話でしょう。

 全問正解先着一名には、今話題の「謎のポン!」を進呈・・・

 締め切りは次回更新まで。



 ※「謎のポン!」の盛り上がりについては、リスニングシティHPの「勝手連Q&A」をご覧下さい。


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