No.485 「公式記録」 2005.2.10
 空

 先日の横田基地でのハーフマラソン「フロストバイト・ロードレース」の公式記録が、インターネット上で発表になりました。

 自分の公式記録が郵送で個人宛に届けられる前に、すでに誰もが閲覧できる状況で発表されてしまうのは、ちょっと悔しいものです^-^;

 先ず、真っ先に自分が知りたいもんね^-^;

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 ところで、これがフルマラソン大会になると、レースの翌日には、記録どころか、写真まで掲載され、販売されていたりします。

 5キロ地点のコチサ・・・
 10キロ地点のコチサ・・・
 折り返し地点のコチサ・・・
 30キロ、40キロ・・・どんどん顔が辛そうになってくるのが良くわかります^-^;
 そしてゴール地点・・

 満面の笑みのコチサが映っています^-^;

 「このあなたの感動の記憶を、
  オリジナル特製フォトスタンドに
  入れておわけします」

 などと書かれると、つい申し込みボタンを押してしまいます。

 多分、売り上げはなかなかのものだと思います(^o^)

 今年は、去年までのフォトスタンドに加えて、Tシャツやワッペン、キーホルダーやタオルなど印刷グッズが増えるかもしれません^-^;

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 で、話は戻って、今回の公式記録です。

 自分の記録を確認したコチサは、当然「コチサランナーズクラブ」のメンバーの記録もチェックしました。

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 コチサ
 「もしもしビリーちゃん、公式記録見た?」

 ビリーちゃん
 「いや、忙しくて見てないです」

 コチサ
 「ふーん、見た方がいいよ」

 ビリーちゃん
 「何か特別な事でもありましたか?どうせ、後で郵送されてくるんじゃないですか?」

 コチサ
 「今回3位のコチサはね、公開されたネットタイムとグロスタイムの間に4分の差があったよ」

 ビリーちゃん
 「へーそうなんですか」

 コチサ
 「トップだった新人のヨネオ君は、その差が20秒だったよ」

 ビリーちゃん
 「それが何か?」

 コチサ
 「グロスとネットの差が大きいというのはどういうこと?」

 ビリーちゃん
 「号砲が鳴ってから、スタート地点を通るまでに時間がかかったって事です。つまり後ろの方に並んでいたということです」

 コチサ
 「コチサの4分差は?」

 ビリーちゃん
 「かなり後方だったということですね」

 コチサ
 「今回もトイレに捕まってしまってたからね^-^;」

 ビリーちゃん
 「^-^;」

 コチサ
 「グロスとネットに差が無い人ってどんな人だろね?」

 ビリーちゃん
 「そりゃ、優勝狙いの招待選手とか、走りに自信がある人たちですよね」

 コチサ
 「ヨネオちゃんの20秒差っていうのは?」

 ビリーちゃん
 「若さ溢れるやる気マンマンというところですね(^o^)」

 コチサ
 「その位置だと、スタート時のおしあいへしあいでかなり危なかったと思うんだけど・・・」

 ビリーちゃん
 「そうかも知れませんね」

 コチサ
 「ところでさ、今回ビリのビリーちゃんの、グロスとネットのタイム差知ってる?」

 ビリーちゃん
 「さぁ」

 コチサ
 「4秒だよ。たった4秒」

 ビリーちゃん
 「そうでしたか^-^;」

 コチサ
 「これってかなり前・・・っていうかほぼ先頭なんじゃないの?」

 ビリーちゃん
 「はい、まぁほぼ先頭でしたね^-^;」

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 白いお花

 もうそろそろ引退を・・・などと口走っていたビリーちゃんですが、大会への意気込みはかなりあったようです。

 だいたいスタート時の先頭集団というのは、プロユースのランパン・ランシャツの人たちばかりで、そこにTシャツ姿で入り込むのは勇気がいります^-^;

 また格好だけはランパン・ランシャツで揃えたとしても、キロ3分で走る優勝を狙うレベルのランナーとは、見るからに体型が違っているので、やはり目立ちます。

 目立つだけならまだ我慢もできますが、スタートの激しい位置取りは格闘技ともいわれています。

 ちょっとでもタイミングが悪ければ転ぶだけではすまされない結果が待っています。

 それでもビリーちゃんは、そのポジションに並んだようです。

 とりあえず、ビリーちゃんはスタートの戦いに巻き込まれることなく、無事嵐を通過させ、後は、ただ抜かれるだけの道のりを走り続けたそうです。

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 ビリーちゃん
 「意気込みは立派だったように思えますね^-^;・・・」

 コチサ
 「意気込みだけじゃないよ。ちゃんとそこに並んでそこからスタートしたことは立派なことだよ」

 ビリーちゃん
 「でも、抜かれるだけの大会って結構しんどいものがあることがわかりましたよ」

 コチサ
 「そうなんだ。でも・・・そうかもしれないね」

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 多くの大会では、スタート位置がブロック分けされています。

 ゴールタイムを予測して、自分はこのレベルだからこの位置に並べばいいんだとわかる仕組みです。

 コチサはこれを単に怪我防止の為の、大会運営側の措置かと思っていましたが、走る人が抜きつ抜かれつしながら、ランニングの楽しみを味わう工夫なんだということに気がつきました。

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 コチサ
 「コチサとの差を少しでも広げたくて、トップポジションに並んだの?」

 ビリーちゃん
 「違いますよ。本当は、はやる心を抑え切れなくて、早めにスタート位置に集合してたら、後ろからどんどん押されて気がついたらその位置だったんですよ」

 コチサ
 「そうなんだ。でもその意気込みは、やっぱりコチサランナーズクラブの支部長だね^-^;」

 ビリーちゃん
 「どうも^-^;」

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 ゴ〜ル(^O^)/さぁビリーちゃん、次の大会はゆっくり後方から、抜きつ抜かれつの、楽しいマラソンを走ろうね^-^;

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