アテネオリンピックは、日本のメダルラッシュもあり、いつものオリンピックにも増して話題になっています。

　初対面の人でも、一言「寝不足」とアピールすれば、理由は明白、一気に同志となりその後の会話が盛り上がります。

　コチサも開会式からしっかりはまりまくり、毎日明け方まで日本選手を応援しています^-^;

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　コチサ
　「もしもしお父さん、元気ぃ？」

　お父さん
　「あぁ、何か用か？」

　コチサ
　「(`_')、全く愛想が無いなぁ、同じ日本人としてオリンピックでの日本人選手の活躍の喜びを分かち合いたくて電話したのに･･･」

　お父さん
　「お前と分かち合わんでも、こっちで楽しんで見とるから心配せんでええ」

　コチサ
　「じゃぁお父さんも寝不足？」

　お父さん
　「そうやな、今はみんな寝不足だ」

　コチサ
　「昨日の女子レスリング見た？」

　お父さん
　「見たでぇ」

　コチサ
　「コチサは金4つを狙ってたんだけど、惜しかったね」

　お父さん
　「どの国の人も一生懸命練習して来とるんや、そう簡単にいくもんやないやろ」

　コチサ
　「でもさ、48キロ級の決勝は納得いかないよ」

　お父さん
　「？」

　コチサ
　「たったパッシブ一つの差でさぁ･･･それにあのパッシブだってちょっとなぁ･･･」

　お父さん
　「･･･」

　コチサ
　「それに延長開始のパーテルポジションからの投げでバックを取られたのでポイントが加算されるのも変だし･･･」

　お父さん
　「お前すごいなぁ」

　コチサ
　「何が？」

　お父さん
　「パッシブとかパーテルポジションなんて言葉、つい昨日までは全く知らなかったんやろ？」

　コチサ
　「当然じゃん、レスリングなんて見たことも無かったよ^-^;」

　お父さん
　「それが3分2ラウンドの試合をたった数試合見ただけで、専門用語を使った、いっちょまえの解説者になるんやなぁ」

　コチサ
　「お父さん、それがオリンピックなんだよ(^o^)」

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　全くの素人を、たった数分の間に、100年前からの評論家に変えてしまう･･･それがオリンピックです^-^;

　昨日までレスリングの「レ」さえ知らなかった人たちが、テレビ画面に向かって、
　「パッシブ取れよ！」
　とか叫ぶのがオリンピックです。

　柔道で日本選手が不利になると、
　「あれ掛け逃げだよ、指導だ指導だ」
　と叫び、

　山本選手が、20年ぶりの金メダルを目前にした
アーチェリーでは、
　「山本選手がシューティングラインで
　スタンス取ってんだから、
　イタリア応援団、静かにしろよ」
　と文句をつけます。

　そしてそんなことをやっているのがコチサだけではない（･･･と思う^-^;）のがオリンピックです。

　深夜の2時過ぎに、そうしたにわか専門家^-^;が、まるで生まれたときから知っているように専門用語を使い、テレビの前で熱くなるのがオリンピックです。

　Jリーグが開幕して10年を経たころ、やっと「オフサイド」の意味がわかったコチサですが、もしサッカーを、生まれて初めて見たのがこのオリンピックの「なでしこジャパン」だったとしても、
　「審判、今のはオフサイドでしょ。
　ちゃんと取ってよ」
　と叫んでいる事だと思います^-^;

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　お父さん
　「まぁ特にお前は子供の頃から、そういうところがあったな」

　コチサ
　「そういうところって？」

　お父さん
　「知らない事でも知った風を装って、よく大人の会話に参加してきた･･･」

　コチサ
　「そういうことじゃないよコチサは。オリンピックはルールさえも一瞬で理解させてしまう･･･それほど人を惹き付けると言いたいんだよ」

　お父さん
　「まぁ昨日今日覚えた言葉を、そこまで堂々と恥ずかしがらずに使える厚かましさっていうのもええわな」

　コチサ
　「どゆこと？(`_')」

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　オリンピックも後半戦になり、競技種目も徐々に少なくなってきました。

　この後、コチサはどんな新しい競技のどんな専門用語を偉そうに口にしながら応援していくのでしょうか･･･

　日本中のそんなコチサ的な厚かましさ（お父さん曰く^-^;）を持った同志の皆さん。

　この調子で金メダル20個を目指して、一緒に応援していきましょう！

　ガンバレ・ニッポン！
　(^o^)