ハートクラブ(FM徳島、毎週月曜日放送中)で、コチサとお芝居の相手役を務めてくれている、ヤナッチが入籍しました。 社長 「一応会社としてお祝いを贈りたいから、何か見つけてきてくれない?」 コチサ 「了解!」 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: あれこれ悩んだコチサですが、ハートクラブは「お酒」をテーマにしたラジオドラマなので、ペアグラスに決めました。 ヤナッチは下戸だけど、まっいいか。 コチサも下戸だけど、もらえるものなら何でも嬉しいからね。 ということで、どうせ会社のお金だい。 ボヘミア・エーゲルマンのペアのワイングラスに決定! 美しいカットに光が乱反射して、独特の輝きをふりまいています。 コチサ 「これ下さい。結婚祝いに」 販売員さん 「ありがとうございます。ご結婚祝いでしたら、ちょうど今、ロシアからの職人がデモストレーションの最中です。この模様にあわせた彫りでお名前をお入れ出来ますが、いかが致しましょう?」 コチサ 「お願いします」 販売員さん 「では、新郎新婦様のお名前は?」 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: えっ? そうだ、コチサ、新婦さんの名前知らない・・・ だって会った事もないもん。 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: コチサ 「もしもし、ヤナッチ?」 ヤナッチ 「あぁコチサッチ」 コチサ 「あのさ、彼女の名前教えてちょ」 ヤナッチ 「ケメコだよ」 いいんだな、それで、ヤナッチ。 コチサの中でまた悪魔の囁きが始まりました。 ヤナッチは例によって、まぁ少しの照れもあって、いつものジョークのつもりで答えたんだと思います。 まさか、それがグラスに名前を入れる、結婚祝いのプレゼントだと思ってないからね。 コチサがここで、「あっそう」と言って電話を切って、グラスに「ケメコ」と入れたらどうなるでしょう。 プレゼントを渡すのは社長です。 社長 「ヤナ君、結婚おめでとう。これささやかだが我が社からのプレゼントだ」 ヤナッチ 「ありがとうございます」 社長 「ボヘミア・エーゲルマンのペアのワイングラスだよ。名前入りだよ。奥さんと二人で使ってくれたまえ。コチサ君が買いに言ってくれてな」 ヤナッチ 「えっ?」 もう想像しただけでワクワクの楽しい展開です。 社長の手前、そしてネーム入りの高級グラスを前にして、ヤナッチも 「あの、あれは冗談で・・・」 などとは死んでも言えないでしょう。 冷や汗をかきながら、グラスを受け取り、今度は家に帰って奥さんに謝るんです。 「ごめん、ちょっとした冗談が冗談じゃなくなってしまって。とにかく今度から、あの会社にだけは君の名前は一生ケメコにしといてくれ」 もう、そう考えると愉快で愉快で・・・(^^) 社長 「で、結局どうしたんだ?」 コチサ 「いや、さすがにコチサも分別のある大人。訳を説明してちゃんとした名前を聞き出しましたよ」 社長 「ヤナ君も冷や汗もんだったろうな」 コチサ 「でもギリギリまで迷ったんです。コチサ的には大好きなジョークだったんで突っ走ろうかと思ったんですが・・・」 社長 「ありがとうコチサ君、よく踏みとどまってくれた。一生に一度のことだからな、ヤナ君的にはジョークでは済まされなかったはずだよ」 コチサ 「なんの、なんの。コチサもそこまではやりませんよ。もう想像しただけで十分楽しみましたから」 社長 「しかしなぁ」 コチサ 「ん?」 社長 「ケメコかぁ・・・ヤナ君はいくつだ?」 コチサ 「はぁ、コチサより3つほど年下のはずですが・・・」 社長 「なんでケメコなんて知ってるんだろ。昔ねフォーク全盛時代にケメコの歌っていうのが流行ってな。今時の若者がそんな古い歌を知ってるなんて・・・やっぱり奴は若年寄りだな」 昨日ケメコに会いました。 星のきれいな夜でした。 ケメコと別れたその後で 小さな声で言いました。 好き。 好き。 ボクはケメコが好きなんだぁ〜 あ〜あ〜 (by 社長熱唱^^;) ヤナッチ、結婚おめでとう! 奥さんの「メグミ」さん、お幸せに! |
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