No.159 2001.10.24
携帯電話の迷惑メールのせいか、最近メールアドレス変更のお知らせがよく届きます。
>メールアドレス変更のお知らせ
>rikayu@***.ne.jp
とか
>メールアドレス変更のお知らせ
>miyuma@***.ne.jp
なんて感じです。
先日は、劇団のお友だち「新子(しんこ)」さんまで
>konshi@***.ne.jp
>変更したから、
という連絡がありました。
もちろん、
rikayu@***.ne.jpは、ゆかりちゃんのメールアドレス。
miyuma@***.ne.jpは、まゆみちゃんのメールアドレスです。
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コチサの周りでは、名前を逆さにするのがブームのようです。
なんか少し嬉しくて、楽しい気分です。
それで思い出した事があります。
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林田幸子(はやしださちこ)(仮名)ちゃんとは、中学校・高等学校の同級生でした。
最初の頃は名前が同じなのは、かえって恥ずかしいもので、そんなに仲が良かったわけでは無いのですが、年齢が嵩むにつけてだんだん親交が深まっていったようです。
でもお互い決して名前で呼ぶことは無く、
「まっちゃん」
「リン(林)ちゃん」
と呼び合っていました。
コチサがホームページを開かせてもらうようになって、「コチサ」という名前が少しずつ少しずつ知ってもらえるようになりました。
単純に名前を逆さ読みにしただけの始まりでしたが、いつしか「コチサ」という名前は自分の分身、いとおしい名前になっていました。
「ナレーターの、MCの・・・コチサさん」
そう言って覚えられていくことが、この仕事で頑張っていくことと重なり、「コチサ」のという名前を汚さぬように、「コチサ」という名を失望させないように努力することに、楽しみを感じるようになりました。
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もしかしたら、明石家さんまさんとか毒蝮三太夫さんもそうなのかな、とか思いました。
「サンマ」とか「ドクマムシ」とか、最初はどうだったかはわからないけど、今はその名前が自分のアイデンティティであり、いとおしくてたまらないのかも知れません。
そんな事を考えながら、これからももっともっと、少しずつ知ってもらえるように「コチサ」という名前を自分の中で育てて行こうと思っていました。
リンちゃん
「まっちゃん、元気ぃ?」
コチサ
「あっ、リンちゃん久しぶり」
リンちゃん
「頑張ってるね、ホームページ見てるよ」
コチサ
「ありがとう」
リンちゃん
「私ね、携帯買ったんだ。メール出来るから今度メール交換しよ」
コチサ
「うん、いいよ、じゃぁアドレス教えて」
リンちゃん
「うん、kochisa@***.ne.jp」
コチサ
「えっ?」
リンちゃん
「サチコって名前が取れなくてさ。まっちゃんの事思い出して、じゃぁそれなら私もコチサにしようって登録したら取れたのよ」
コチサ
「・・・」
リンちゃん
「そしたらさぁ、うちの旦那がさぁ、それって悪いんじゃないのって言うのよ。だからいくらまっちゃんだって全部のコチサを集めること出来るわけ無いから大丈夫だよって言ってやったのよ」
コチサ
「うん、そだね」
リンちゃん
「じゃぁメールちょうだい」
もちろんコチサは、全てのメールアドレスのコチサを確保したいとか、他の人に「コチサ」という名前を使わないでとかいうのではありません。
サチコという名前で「コチサ」という呼び名の子はたくさんいるでしょう。
その子が、自分のアドレスに「kochisa」という名前を付ければ、とっても親しみのあるアドレスとしてまわりからも覚えてもらいやすいし、コチサも「良かったね、アドレスが取れて」という言葉をかけたい気分になります。
でもなんか今回の場合は、咽の奥に小さな小魚の骨が刺さって取れないような気分になったのです。
リンちゃんは、子供の頃からのコチサの夢を知っていた。
コチサが東京に出て来て、様々な声の仕事をしながら、MCとして一人前になる為にして来たことも知っている。
そしてHPを開いた訳も・・・
コチサが「コチサ」という名前を相棒にして歩んできたこと、そしてこれからも歩もうとしていることを知っていたはずです。
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もう一年以上も前の話ですが、実はコチサはいまだにわかりません。
コチサが何か咽につかえた感じがするのは、
明石家さんまさんが、スーパーの魚コーナーで、陳列されているさんまに向かって、
「こら、お前、俺と同じ名前をつけやがって」
と怒っているくらい間違ったことなんでしょうか?
知り合いの、それも仲が良い友達にメールを送るとき、kochisaと打つ気分はなんかいまだに晴れません。
社長
「まぁ贅沢な悩みだな」
コチサ
「なんでよぉ?」
社長
「逆さにして発音すると響きが良いから、コチサって名前が人気なんだろ。世の中には逆さにすると人には言えない響きの名前があるもんだ」
コチサ
「そんなぁ・・・あっ、そっか、社長は・・・」
社長
「言うなぁ、勘弁してくれ!」
さて、問題です。
この社長の名前に限らず、逆さにして音が面白くなる名前を、じゃんじゃん考えよう!
その中には、きっと社長の名前もあるはずさ!
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