理事長先生
「ちょっと、あなた、講師をやってよ」
コチサ
「えっ?講師ですか?」
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毎月お世話になっている幼稚園での「お話ピエロ」のお芝居公演・・・
そこの幼稚園の理事長先生から、こんなお誘いを受けました。
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理事長先生
「『読み聞かせ』ってあるでしょ。今は、その言葉が独り歩きして、ブームになっちゃってるけど、本当の意味での『読み聞かせ』って何かしら?・・・今度園児のご父兄を中心に近隣の方も招いての大きなイベントがあるから、そこで一時間ほど、話して下さいね」
コチサ
「はい・・・ガッテンです(^o^)」
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ということで、話はとんとん拍子に進み、二日間に渡り、埼玉県行田市と、東京都三鷹市の二箇所で、
『心が幸せになる読み聞かせ講座』
講師:益田沙稚子先生^-^;
という講演会が開催される事になりました。
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コチサ
「という訳なんだよ」
社長
「そりゃぁ良かったね。日頃から言っている『言葉を紡ぐ』素晴らしさを存分に伝えておいで」
コチサ
「そうなんだけどね・・・」
社長
「どしたの?」
コチサ
「マイクを持って延々と一時間話すという、いかにも講演会っぽい講演会じゃつまんない・・・」
社長
「じゃぁ何したいの?」
コチサ
「うーん?」
社長
「?」
コチサ
「演出してちょ!」
社長
「・・・」
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そしていよいよ、講演会のはじまり、はじまり・・・
\(^o^)/
やっぱり、パフォーマーコチサとしては、実演はかかせません。
別枠で20分ほどもらい、子どもたちとその父兄を集めた、『読み聞かせもあるパフォーマンス』を行ないました。

こんな大きな絵本も用意しました。

読み聞かせっぽくない、読み聞かせです。
(「読み聞かせパフォーマンス」by行田にて)
(「読み聞かせパフォーマンス」by三鷹にて)
(「読み聞かせパフォーマンス」by三鷹にて)
実演パフォーマンスには、読み聞かせの定番とも言われている、「かわいそうなぞう」を使いました。
これ、社長に買わせました^-^;
9000円(消費税別)もしました。
元を取る為には、今後も「講演会」が欠かせません^-^;
コチサの子供の頃は、思わずクラスのみんなが涙したお話ですが、その頃とは様子も変わりました。
「戦争」という概念が、時代と共に随分遠いものになってきたので、仕方がないのかもしれません。
ご父兄の方は、何回聞いても涙が出るようです(;;)
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そして、パフォーマンス終了後は、子どもたちを退出させ、大人向けの『講演会』のはじまりです。
こんな感じで、講師になっちゃいます。
(「読み聞かせ講演会」by行田にて)
コチサ先生(?)の講演会は、『教える』のではなく『伝える』です。
口から発した『言葉』という『音』を、相手の耳に『響かせる』のではありません。
心の底から発せられた『言葉』という『魂』を、相手の耳を伝って、その心の中まで『響かせる』こと・・・
『読み聞かせ』に関わらず、それが言葉を紡ぐ人間にとって、一番大切にしておきたい思いなんだと、心を込めてお伝えさせていただきました。
時には、立ち上がり、発声法の実演まで・・・
(「読み聞かせ講演会」by行田にて)
(「読み聞かせ講演会」by行田にて)
(「読み聞かせ講演会」by三鷹にて)
(「読み聞かせ講演会」by三鷹にて)
事前に公演内容をまとめた「テキスト」も、配布させてもらいました(^o^)
そして、約一時間・・・
万来の拍手(?)と共に、コチサ先生の講演会の終了です^-^;
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「手作りカレーライス」と「手作りこんにゃく」
こちらも採れたて野菜のサラダです(^^)/
終了後は、お母さんたちが集まってくれ、個別に質疑応答などもありました。
そして、この『でかい本』を抱えて、コチサ先生は退場です\(^o^)/
(満員電車の中では、さすがに重かったぜ(涙))
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コチサ
「おはよう!」
社長
「二日間に渡りご苦労さまでした。どうだった反応は?」
コチサ
「うん、良かったよ。それに・・・」
社長
「それに?」
コチサ
「こんな伝え方もあるんだと、認識を新たにしたよ」
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コチサはこれまで、「言葉を伝える」ということ・・・
『言葉の持つ魂の力』がどれだけ心の安寧をもたらすかを、どうしてもたくさんの人たちに伝えたくて、思いつくままの活動をしてきました。
(子供の頃から、話すこと、伝えることが好きだったんだね^-^;・・・たんなる『おしゃべり』ともいう・・・^-^;)
でも、その活動は、いわゆる『表現者』という形で展開され、
ある時は『お芝居』だったり『朗読』だったり・・・
またある時は、逆説的に『パントマイム』だったり・・・
時には、音楽会で、この音痴なコチサが歌を歌っちゃったこともあったっけ(^^;
でも、それら全ては、どれも『表現者』という自分が『パフォーマンス』という形で、相手に『伝える』という伝達手段でした。
でも、今回は違いました。
今回は『講師』という形で、直接目の前の参加者に語りかける場でした。
パフォーマンスの場合、直接自分自身の『素』を伝えることはありません。
『お芝居』『朗読』『パントマイム』という、『フィルター』を通して『メッセージ』を伝えることで、『感じてもらう』ことが目的でした。
ところが、講演会の場合は違いました。
そこには、直接『コチサ自身』が存在します。
『素』を出す事によって、『思いのたけ』を伝える、より直接的なメッセージを投げ込まなくてはなりません。
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コチサ
「また違った難しさを感じたよ」
社長
「そうだね。今までの表現手段とは違うんだね」
コチサ
「そうなんだよ・・・こういうのも続けた方が良いのかな?」
社長
「多分ね。目的地までの道は、たくさんあったほうが、進む方も楽しく進めると思うよ」
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そう言われればそういう気もする。
コチサの講演会を聞いてくれた人が、
「一日15分からはじめて下さい」
という言葉を実践してくれたら・・・
それはとっても嬉しい第一歩だと思いました。
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コチサ
「じゃぁさ、これから講演会も積極的に受け付けるから、仕事取って来てちょ」
社長
「わかったけど、自分でもたまには営業してね」
コチサ
「とりあえず、今日は帰るわ。じゃね(^o^)/~~」
社長
「もう帰るの?結局事務所に何しに来たの?」
コチサ
「いつもと同じだよ、来ただけって感じかな^-^;」
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そんな事を経験し、今後は積極的に『講演活動』も受け付ける気持ちになったコチサです。
どうぞ、こっちの方もご贔屓を賜りますようによろしくお願い申し上げますm(_ _)m