No.692 「ガンバレ!師匠!」 2008.7.29
 こうも暑さが続くと・・・

 こうも暑さが続くと、だんだん元気がなくなる人たちも出てきます。

 「夏バテ」というのかな・・・

 コチサは、全くそんなことは無くて、元気一杯なんだけど・・・

 なんと「現役最年長アクロバット芸人」の師匠の元気がありません(;.;)

 デシとしては心配です(^^;デシとしては心配です(^^;

 暑い日こそ、毎週コースに出てラウンド(芸の稽古ではない^-^;)してこそ「力」になるのに、

 師匠
 「暑いから、9月まではラウンドは控えようか^-^;」

 などと言い出しました(`_')

 これが、「昭和」という時代を引っ張り、「平成」においても、若手の手本となり、「アクロバット芸ここにあり!」と、いつも輝いていた男の言葉でしょうか(>.<)

 唯一の弟子コチサは、ここは心を鬼にして、師匠に苦言を呈する時でしょう。

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 コチサ
 「ちょっと、こっちにいらっしゃい」

 師匠
 「はい」

 コチサ
 「「暑いから涼しくなるまで待とう」、これは古今東西、言われてきた言葉です。そして「人が活動をしなくなる今こそ頑張ろう。チャンスだ」、これが、人生の勝者といわれてきた人の考え方です。師匠、今まで師匠は、どっちの道を生きてきたのですか?」

 師匠
 「はい、頑張って頑張って、今の地位を築いてきました・・・でも、最近は体が・・・いかんせん歳が・・・」

 コチサ
 「ばかもの!」

 師匠
 「ひぇい」

 コチサ
 「だから現役最年長なんでしょ。歳だから現役最年長の看板なんでしょ・・・」

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 人生にはなぁ〜

 そりゃぁ、看板は重いさ。

 足腰の衰えた身には、ただでさえ歩くのがきつい・・・

 そこにこんな看板を背負えなんて、オイラは言えないさ。

 でもここはひとつ心を鬼にして言わせてもらうよ。

 人生にはなぁ〜
 人生にはなぁ、師匠ぉ〜
 人生にはなぁ〜

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 師匠
 「なんか言葉に詰まったみたいだけど、大丈夫?」

 コチサ
 「言葉に詰まったんじゃないよ、涙で胸が一杯になったんだよ」

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 はじめて出会った時・・・

 はじめて出会った時、キミは薄くなりかけた頭髪を伸ばして後ろで一本に束ねていたっけ?

 それはまるで、弱った頭髪が一本にまとまることで、「フサフサの若い連中には負けないぞ!」と叫んでいるようだったね。

 その後、キミは、その頭髪を自ら剃り落とし、太陽の眩しさを額で受け止め、照り返すことで、今という人生を真正面から受けとめ、戦っていく、心意気を示したんだった。

 雨にも負けず、風にも負けず、重いゴルフクラブを担いで、手引きカートのラウンドでも苦にしなかった。

 おかげでデシは、その師匠の戦う姿に元気をもらい、100切りまであと一歩のところに来たんだよ。

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 師匠
 「あのさぁ〜」

 コチサ
 「いいさ、いいさ、皆まで言うなって」

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 師匠も辛いんだね・・・

 師匠も辛いんだね。

 夜中に体がギシギシ泣いたりするんだね。

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 コチサ
 「えらい人が言ってたよ。歳をとっても、若いときと同じ稽古をしてたら先は無い。若い人には《体力》、歳を重ねた人間には《経験》があるんだから。輝いた球を色褪せないように輝き続けさせるにはどうすればいいかを考えなくちゃいけないんだよ」

 師匠
 「技を磨けってことだろ。だから毎日稽古を続けてるさ。で、稽古にゴルフにじゃ、この暑さはきついから、暫くは稽古に専念しようっていう提案をしたんだよ(^o^)」

 コチサ
 「ば、ばかもの!」

 師匠
 「ひ、ひぇい」

 コチサ
 「師匠にとって大切なのは、芸なのですか?ゴルフなのですか?」

 師匠
 「そりゃぁもちろん「芸」でしょ、それで食ってるんだから」

 コチサ
 「師匠にとって、極めたものは、芸なのですか?ゴルフなのですか?」

 師匠
 「だから、もちろん「芸」だって、それで食ってるんだから」

 コチサ
 「師匠、胸に手を当てて、えらい人の言葉を考えてみて下さい」

 師匠
 「(胸に手を当てて)こうか・・・んー、イマイチ、よくわからんのだけど・・・」

 コチサ
 「じゃぁ、目を閉じて・・・今から言う言葉はコチサの声に聞こえるかもしれないけど、コチサじゃないからね。コチサの口を借りて、えらい人が言っているんだと思いなさい」

 師匠
 「へい^-^;」

 キミはここまでよくやった

 えらい人(またの名をコチサ)
 「キミはここまでよくやった。
 長い間、先頭を走るというものは疲れもするだろう。
 精神的に落ち込みもするだろう。
 今、キミの芸を追いかけてくる若手はいない・・・
 デシもこのていたらくだ(悪かったねby kochisa(`_'))。
 ここは ゆっくり休みなさい。
 数ヶ月稽古の手を抜いたところで、キミの芸が、技が、
 どうなるというもんじゃない。
 むしろ休みをおくことで、燻し銀の輝きが増す
 というものだ」

 師匠
 「そ、そんなもんなんですか?」

 えらい人(またの名をコチサ)
 「そうじゃよ、ワシの言うことに間違いは無い」

 師匠
 「ありがとうございます。そう言われると、なんか心の重荷が取れたような気がします(^o^)」

 えらい人(またの名をコチサ)
 「ところで、キミのゴルフの腕前はどうなんじゃ?やはり芸のように一級品なのかね」

 師匠
 「とんでもありません。まだまだ未熟です」

 えらい人(またの名をコチサ)
 「ばかもん!!」

 師匠
 「ひ、ひぇい」

 えらい人(またの名をコチサ)
 「だったら何故、休もうとするのじゃ。暑い中、人のやらないときに練習に励んでこそ、人を超えられるんじゃないのか?・・・それこそキミが「芸」を究めた道であろう」

 師匠
 「仰せの通りでございます」

 えらい人(またの名をコチサ)
 「極めよ。かつてそなたが「芸」を極めたように、「ゴルフ」も極めよ。それでこそ、まわりまわって「芸」の道に返ってくる財産となろう」

 師匠
 「ありがとうございます。「芸」の稽古は休んでこそ燻し銀になる。「ゴルフ」はこんな時こそ戦え。それでこそ、めぐりめぐって「芸」の力にもなるということですね」

 えらい人(またの名をコチサ)
 「わかりにくかったようで、説明台詞を繰り返してくれてありがとう^-^;、そういうことじゃよ」

 そういうことじゃよ

 師匠
 「一つ、質問があるのですが?」

 えらい人(またの名をコチサ)
 「なんなりと申すがよい」

 師匠
 「私のバカデシの件ですが・・・ヤツは芸もゴルフも極めていません。かといって「私はゴルフを極めるから、お前は芸の稽古をしていろ」と言って、「はいそうですか」と納得するようなヤツではありません」

 えらい人(またの名をコチサ)
 「ばかもの!!!」

 師匠
 「ひぇい」

 えらい人(またの名をコチサ)
 「連れて行かないでどうする?一緒にコースを回るのじゃ」

 師匠
 「でもそれでは、極めてもいない弟子は稽古をしないことに・・・」

 えらい人(またの名をコチサ)
 「大丈夫じゃ。そなたのデシに今一番必要なのは、一生懸命極める師匠の姿を間近で見せることじゃ。出来上がった芸を見せて仕込むよりも、ゴルフをして努力して上を目指す姿を見せるほうが、何百倍も効果があるはずじゃ」

 師匠
 「わかりました。ありがたいお言葉、心して受け止めさせていただきます」

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 コチサ
 「師匠、師匠・・・どうしちゃったの?目をつぶちゃってさ?」

 師匠
 「あぁ〜、今な、えらい人と話をしてたんだ」

 コチサ
 「ふーん」

 師匠
 「やっぱりラウンドはこれまで通りにすることにした」

 コチサ
 「(やったね^-^;)」

 師匠
 「暑いから稽古の方は控えめにするかもしれん」

 コチサ
 「そんなぁ〜^-^;、コチサは師匠の芸の弟子ですから、稽古でみっちり鍛えて下さいませんと、困りますぅ〜^-^;」

 師匠
 「とりあえず、ゴルフを優先しよう」

 コチサ
 「はぁ〜いヽ(^o^;)ノ」

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 おかしい?

 おかしい?

 何かがおかしい?

 オチがない。

 こんなに事がうまく運ぶはずがない。

 これは、次回に続くという「大ドンデン返し」の前触れなのか?

 それとも文章のクォリティーなど関係なく、ただゴルフをしたいためだけに書きまくった文章なのか?

 その答えは、次回コチサニュースで!

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 師匠
 「次回まで待たなくてもわかるぞ。ただ単に、稽古は無くてもゴルフはさせろ!ってアピールじゃないか(`_')」

 コチサ
 「お後がよろしいようで・・・^-^;」

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