中国障害者芸術団「千手観音 My夢Dream」を観てきました\(^o^)/
例によって、コチサ芸域拡大委員会・会長のお計らいです(謝)
心の広い会長は、最近介護生活に没頭し一歩も外に出ていない社長にまで、お声をかけてくれました。
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コチサ
「会長のご好意に感謝して、しっかり堪能するんだぞ」
社長
「はい^-^;」
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久々(ほぼ1ヵ月ぶり)に外に出た社長は、見るもの聞くもの珍しいようで、キョロキョロしながら街を歩いています^-^;
まるでコチサが初めて東京に出てきた時みたいだ^-^;
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で・・・
話題の「千手観音」・・・
休憩無しの二時間弱の舞台でしたが、とても素晴らしいものでした。
メインの「千手観音」以外の演目も、ひとつひとつに惹き込まれました。
お客さんに無理強いする事なく、参加させてしまう演出は見事です。
言葉がなくても、日本人は「幸せなら手を叩こう」の曲がかかると、本能的に一致団結して手を叩いてしまうものだとわかりました^-^;
「聴覚障害者の舞台」ということで取り上げられている「千手観音」ですが、これほどの完成されたステージでは、そんな事は後付け話になってしまいます。
健常者がこのステージをやっても感動するし、一糸乱れぬ精密さは、それが聴覚障害者だからといって感動がさらに加わるというわけではないと思いました。
その芸術自体が既にMAXの感動を提供しているのだから・・・
本当の芸術って、こういうものなんだろうなぁと思いました。
逆を言えば、後付けの理由をつけて付加価値をつけなければならないものは、真の芸術の域に達するにはまだまだ時間がかかるということなのかと・・・(byコチサ評論家より^-^;)
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ふと横を見ると、社長が「WE ARE THE WORLD」の曲に合わせて、日本と中国の国旗があしらわれた旗を振っています^-^;
前回のチャングム(
コチサ註:654号参照)といい、この人のクールなキャラはどこへ行ってしまったんだろう^-^;
客席に飛び散るライトの端が、社長の瞳を捉えた時、うっすらと潤んでいるのに気がつきました。
今の介護生活の中で、何か思うところがあったんだろうと思いました。
日々、オキラク生活のコチサでさえ、心に訴えてくる熱いものがあったくらいですから(^o^)
会長はといえば、もう一人の連れのマイちゃんと共に、しっかり舞台に入り込んで、手を真っ赤に拍手をしています。
まさに観る人全てに感動を与えていると言っても過言ではない公演でした。
(コチサ、べた誉めの巻\(^o^)/)
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コチサ
「いやー楽しかった、素晴らしかったね(^o^)」
会長
「私は、最後に、千手観音の女性と握手が出来て幸せです(^o^)」
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素晴らしい舞台を見たあとは、どこかのお店によって語り合わなくていけません(by コチサルール(^^;))
コチサたちは、豆腐精進料理の店に陣をとり、感動を分かち合いました。
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コチサ
「どうだい社長?会長に感謝しなくちゃダメだぞ」
社長
「もちろんです」
コチサ
「本来なら感動したコチサが、ここの支払いを持ちたいところだけど、そんなに感謝の気持ちを表したいなら、その役目をゆずってあげよう(^^;」
社長
「・・・」
コチサ
「さぁみんな、遠慮しないでじゃんじゃん食べよう!」
会長
「人間の可能性とか力っていうのは、際限の無いものなんですね」
コチサ
「中国は13億人も人がいるから、すごい人も多いんだよ」
会長
「そういうことじゃなくて・・・(^^;」
社長
「今日初めてヘルパーさんに任せて、家を空けたのですけど、とても大きな力をもらった気がします」
会長
「介護生活、また新しい気持ちで頑張って下さい」
社長
「ありがとうございます」
コチサ
「こういうことは月に一回はやらなくちゃね(^o^)」
会長・社長
「つ、月に一回?(>_<)」
コチサ
「別に週に一回でもいいけど・・・」
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「千手観音」を観て・・・
還暦を向かえワーカーホリックから抜け出した会長は、
「あくせく働かなくても、自然体に、今のボランティア活動とゆっくりまったり生活して行こうと、思いを新たにしました」
と言い、
マイちゃんは、
「お芝居を休んでいたけど、また頑張りたいなという気持ちになりました」
みたいだし、
社長は、
「心に爽やかな風が吹いて、知らずに溜まっていたほこりを吹き飛ばしてくれた気がします」
と、気持ちをリセットし、
コチサは、
「良いものを見たあとは、お豆腐が格別にうまい(^o^)」
という真理を知りました。
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こうして、コチサたちたくさんの観客を感動させる為に、彼ら彼女らが流した汗と涙はどれほどのものだったのだろう?
その思いに報いる為にも、明日からしっかり生きていこう!
つくづくそう思いました。
あとは、一晩寝てもこの気持ちが色褪せない事を、自らに祈るばかりなり(^.^;