No.599 「真実の欠片を探して・・・」 2006.7.7
 真実の欠片を探して・・・

 前回の「コチサの嘘つき話」について、読んでくださったお友だちからこんな連絡を受けました。

 そこで今回は「コチサ嘘つきシリーズPART II」ということで・・・^-^;

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 所長
 「コチサさん、久しぶり(^o^)」

 コチサ
 「やぁ所長(^o^)・・・久しぶりっていうか、所長はコチサニュース初登場だよ^-^;」

 所長
 「そんなことより、今回のコチサニュースを読んで思い出したことがあって・・・」

 コチサ
 「なになに^-^」

 所長
 「私は仕事柄、お年寄りとのお付き合いが長いもので・・・」

 コチサ
 「ふんふん^-^」

 所長
 「お年寄りというのは、何回も同じ話を延々と繰り返すものです」

 コチサ
 「何?じゃぁ、コチサも同じ話を何回も繰り返すってこと(`_')」

 所長
 「いやいや、コチサさんはお年寄りほど何回も繰り返しませんよ」

 コチサ
 「良かった(^o^)」

 所長
 「っていうか、コチサさんの場合、よほど注意して聞いていないと、それが同じ話なのかもわからない時があって・・・」

 コチサ
 「どゆこと?」

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 毎回一言一句たがわず・・・

 所長によると、お年寄りというのは、本当に何回も何回も同じ話を繰り返して聞かせてくれるそうです。

 それが、お年寄りの記憶に焼きついた、とても大切な想い出だからだそうです。

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 所長
 「毎回一言一句たがわず、よっぽど鮮明に焼きついた記憶なんでしょうね」

 コチサ
 「思い出の記憶は鮮明なんだけど、その人にその話をしたかどうかは忘れちゃうんだね」

 所長
 「きっと、そうなんでしょうね(^o^)」

 コチサ
 「思い出が美しければ美しいほど、たくさんの人に伝えたい気持ちは、コチサも同じだよ」

 所長
 「きっと、そうなんでしょうね^-^;」

 コチサ
 「何?その汗マークは(`_')」

 所長
 「同じ話を繰り返すお年寄りとコチサさんの違いは、お年寄りはその話が《毎回一言一句たがわず》ということです」

 コチサ
 「?」

 所長
 「コチサさんの場合は、エピソードは同じなのですが、場所や登場人物が微妙に違っているのです」

 コチサ
 「^-^;」

 所長
 「そして話すたびに、尾ひれがついて大きな話になっているんです」

 コチサ
 「^-^;」

 所長
 「でも、毎回同じ部分もあります」

 コチサ
 「でしょ、でしょ(^o^)」

 所長
 「毎回、コチサさんが大ヒーローという部分です」

 コチサ
 「┓(´_`)┏」

 所長
 「実際活躍した人がコチサさんじゃなくても、コチサさんの話しの中では必ずコチサさんが主人公で英雄となって語られています」

 コチサ
 「(もう勘弁しておくれよ^-^;)」

 所長
 「コチサさん。コチサさんの中では真実という言葉は無いんですか?」

 コチサ
 「あるけど・・・さ」

 所長
 「私はコチサさんにも、真実を受け止めて語れる人間になって欲しいんですよ」

 コチサ
 「真実はあるよ・・・でも真実なんてコチサの中では相対的なものだからさ^-^;」

 所長
 「(出たぞ、また訳のわからない詭弁が・・・^-^;)」

 コチサ
 「コチサの中では絶対的な真実なんて無くてさ、その場でこっちに展開した方が話は面白そうだと思うと、真実はそっちの方に転がっていくんだよ」

 所長
 「・・・」

 コチサ
 「ほらあるでしょ、こっちから見ると丸いけど、反対側からみると四角かったりする物体が・・・真実なんてそんなもので、見方によって変わるから、話の内容も当然変わるんだよ^-^;」

 所長
 「でもコチサさんがヒーローである事は変わらない(ーー;)」

 コチサ
 「まぁヒーローって言うか、ヒロインなんだけどね\(^o^)/」

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 100%嘘ではないのです・・・

 でも100%嘘ではないのです。

 ただ、毎回少しづつ話は変わっている場合があります。

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 例えば、コチサが木の斧を湖に落として困っているときに、湖の中から女神さまが現れて、

 「あなたの落とした斧は、この金の斧ですか?
  銀の斧ですか?」

 と聞かれた事がありました。

 コチサはこの時、

 「はい、その金の斧です」

 と言って、金の斧をもらって帰って来たことがありました。

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 「真実」を見つけて下さい・・・

 この話の中で、コチサが伝えたい真実は、

 「木の斧を湖に落としたんだけど、結局金の斧になって戻ってきて、得しちゃった(^o^)」

 ってことです。

 この話を、伝えるとき、

 所長の言うように、場所であったり登場人物であったりが違っている場合があるかもしれません。

 でも、それはきっとコチサの中では大したことではないのです。

 コチサにとって聞いてもらいたい真実は、『木が金に変わって得しちゃった(^o^)』という部分一つなのです。

 その真実を、楽しく聞いてもらいたいが為に、

 ある時は、女神さまが河童になったり・・・

 またある時は、コチサが自ら湖に飛び込んで金の斧を見つけたり・・・

 とかに変化するわけです。

 だから皆さん、コチサを嘘つきという前に、この子は何を伝えたがっているかの「真実」を見つけて下さい。

 そうするときっと、少しでも楽しく「真実」を聞いてもらおうとするコチサの優しさに触れることが出来るハズです(^o^)

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 所長
 「なるほどね」

 コチサ
 「どう、わかった?(^o^)」

 所長
 「今の話を聞いて良くわかりました」

 コチサ
 「コチサの優しさがわかった?(^o^)」

 所長
 「話し自体が本質的に嘘だってことがよくわかりました。何で今さらコチサさんが《金の斧銀の斧》の話を体験するんですか(`_')」

 コチサ
 「だからそれは一つの例で・・・^-^;」

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 真実の欠片も無い女・・・

 真実の欠片も無い女・・・それはコチサ(^^;

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