前回の「コチサボイス」でお伝えしたように、コチサはNHKで放送されている韓国ドラマ「チャングムの誓い」にはまっております。
「冬のソナタ」の時もブームに後押しされ、楽しく見させていただきましたが、このチャングムは、それ以上にどっぷり浸かっています。
現在コチサは、週一回のテレビ放送が待ちきれなく、全巻映像を借り受け一気に視聴中です。
只今40話、いよいよチェ尚宮とクミョンの失脚のクライマックスに向けて、手に汗握る展開です(`_')
寝る時間を惜しんで、テレビの前に釘付けです。
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師匠
「まさか、それが練習不足の言い訳じゃないよな?」
コチサ
「ん?」
師匠
「なかなか上達しない芸の腕前の言い訳か、と言ってるんだよ」
コチサ
「まさかぁ・・・練習不足はチャングムのせいじゃないよ。別に普段から家で一人で黙々と練習するタイプじゃないし・・・わかってるでしょ?」
師匠
「まぁ・・・な」
コチサ
「コチサの自習能力に期待しちゃダメだよ。コチサは人の目が無ければ、とことん楽をするタイプだからね」
師匠
「・・・」
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なかなか上達しないコチサの腕前に、最近の師匠は少しナーバスです。
でも、もっともっと大きな眼差しをもって、ゆったりと育てあげなくちゃ。
大きな魚ほど釣り上げるのに時間がかかるように、大きな才能ほど開花するのに時間がかかるもんなんだよ\(^o^)/
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師匠
「で、そのチャンムグってのは、そんなに面白いのか?」
コチサ
「(>_<)」
師匠
「ん?どした?」
コチサ
「おっさん、チャンムグじゃないよ、チャングムだよ」
師匠
「ん?そっか、チャングムか・・・でもはじめて聞く人間にとっては、チャングムもチャンムグも変わりはないな」
コチサ
「そこだよ、おっさん」
師匠
「ん?」
コチサ
「人間耳から歳を取るっていうじゃん。だから余計にそういうところに気をつけないと、あぁこの人はって感じになっちゃうんだよ、おっさん」
師匠
「そういうもんかね」
コチサ
「そういうもんだよ。特にある程度の年齢を重ねた紳士が、間違えた言葉を使っちゃうとカッコ悪いからね」
師匠
「随分、気を使ってくれるんだね」
コチサ
「そりゃ師匠だからね^-^;」
師匠
「でもさっきから、おっさん、おっさんって呼んでなかったか?」
コチサ
「(おっ、耳いいじゃん、このおっさん^-^;)・・・ほらそこだよそこ、それが被害妄想なんだよ、コチサが大師匠をおっさん呼ばわりするわけないじゃん」
師匠
「そっかぁ・・・」
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で、チャンムグ・・・もとい、チャングムの話に戻ります。
このドラマ、原題は「大長今(テチャングム)」と言います。
「チャングムの誓い」という題名は日本でつけたものです。
NHK-BSで、このチャングムの後番組として放送されている「チュオクの剣」(今週最終回だけどね^-^;)も、原題は「茶母(タモ)」と言います。
かつて日本で公開される洋画は、ストーリーに関係なく、なんでも「愛」とか「恋」を頭や後ろにつけたりしていました。
その方が、お客さんがたくさん見に来たからでしょう。
その時代に比べれば、邦題のつけかたは、洗練されたものになってきたと思います。
原題をそのまま使うのが一番だとは思うのですが、視聴者を惹きつける為とか、馴染みの薄い言葉をわかりやすくする為とか、いろいろ理由があるので、邦題がつくのは仕方のないことだと思います。
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先の2つの邦題ですが、そのつけ方には共通点があります。
原題の「大長今」と「茶母」は、全編を見終わって、視聴者が納得する題名なのです。
邦題の「チャングムの誓い」と「チュオクの剣」は、そのタイトルと共に視聴者が一緒にドラマを見続けていく題名になっています。
簡単に言うと、原題は最後までドラマを見続けた人が共感・共有できるもの。
邦題は、ドラマの意図・目的をはじめて見る人や途中から見る人にもわかりやすく道しるべとするもの、だと感じました。
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師匠
「そういえば、昔女房と行った映画館で題名から恋愛映画かと思ったら、全く違っていて焦った記憶があるよ」
コチサ
「まぁ、夫婦というのはそういう危機を何度も乗り越えてこそ、強く結ばれるものさ」
師匠
「(何だ、こいつは?)」
コチサ
「このタイトルのつけ方には、国民性の違いもあるかも知れないけど、コチサ的にはドラマの内容が変わるわけでもないし、どっちでも言いと思っている」
師匠
「おい、わしの話、聞いてる?」
コチサ
「(ん、このおっさん、まだいたの^-^;)・・・ん、もちろんだよ^-^;、で、何の映画見に行ったの?」
師匠
「エマニエル夫人って言うんだけどね・・・」
コチサ
「へっ?」
師匠
「エマニエル夫人、続エマニエル夫人、さよならエマニエル夫人と3回行ったんだけど、3回とも恋愛映画っていう感じじゃなくて焦ったよ^-^;」
コチサ
「(このおっさん・・・^-^;)」
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我が師匠、エマニエル夫人三部作を、全て妻とロードショー館で見た度胸に乾杯\(^o^)/
それに、この三部作、原題は
「Emmanuelle」
「Emmanuelle,L'Anti Vierge」
「Goodbye Emmanuelle」
となっていて、邦題はほとんど直訳じゃん。
全部おっさんの、意図的行為じゃん^-^;
わかっていてその戦略に三回も付き合った奥さんにも乾杯\(^o^)/