No.561 「コチサ吝嗇家宣言」 2006.1.11
 お前の新年の抱負を聞こうと思ってな・・・

 お父さん
 「元気かぁ〜?」

 コチサ
 「あら、お父さん」

 お父さん
 「あらじゃないだろ、新年の挨拶もまだしてないぞ」

 コチサ
 「そっか、じゃぁおめでとう(^o^)」

 お父さん
 「おめでとう」

 コチサ
 「ところで、何の用?」

 お父さん
 「お前の新年の抱負を聞こうと思ってな」

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 な、なんてこったい^-^;

 な、なんてこったい^-^;

 今年は実家に帰らなかったので、恒例の朝7時からの益田家の新年決起集会^-^;に参加しなくて済むと、ホッとしていたのに、追っ手はここまで攻めて来たか^-^;

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 コチサ
 「そうだね、今年はしっかりお金を貯めて生きるよ」

 お父さん
 「お前に話がある・・・」

 コチサ
 「へっ?」

 お父さん
 「死海って知ってるか?」

 コチサ
 「知ってるよ、カナヅチのコチサでも水に浮く湖だよ^-^;」

 お父さん
 「死海には生き物が生息できないんだ。だから死海と呼ばれる・・・」

 コチサ
 「(このオヤジ、何か知恵をつけたぞ^-^;)」

 お父さん
 「死海の北にカラリオ湖という湖がある」

 コチサ
 「(ToT)」

 お父さん
 「美しい淡水湖で、水量も豊富で、魚が多く生きている湖じゃ」

 コチサ
 「(ガンバレ、父ちゃん^-^;)」

 お父さん
 「この2つの湖の水は、北にあるか南にあるかの違いだけで、同じ水源から流れている・・・」

 コチサ
 「はい」

 お父さん
 「しかるに、カラリオ湖には生物がみずみずしく生息し、かたや死海は来るもの全てを朽ち果てさせてしまう・・・この違いは何か?」

 コチサ
 「(知ってるけど言わない^-^;)」

 お父さん
 「それは、与えているか否かじゃ」

 コチサ
 「(いいぞ!父ちゃん^-^;)」

 お父さん
 「死海は上流から流れてきた水を全て溜め込み、外に流さない。カラリオ湖はたくさんの水を受け入れ、たくさんの水を放出している・・・だから湖は淀まないのじゃ」

 コチサ
 「(やったぁ父ちゃん、言えたね(^o^))」

 お父さん
 「お金の流れも同じじゃ・・・また親切も愛も同じじゃ・・・与えられるだけじゃなく与える事・・・それがどんなに大切かわかったじゃろ」

 コチサ
 「受けるだけじゃダメなんだね。与えることがいかに大切かを、お父さんは死海を例に話してくれたんだね」

 お父さん
 「いちいち要約をして、わしの話をまとめんで良い。わしの話が下手くそみたいじゃないか」

 コチサ
 「^-^;」

 いいかサチコ・・・

 お父さん
 「いいかサチコ、ケチじゃあかんぞ・・・これがわしの2006年の訓示じゃ」

 コチサ
 「わざわざ電話でありがとう^-^;」

 お父さん
 「礼には及ばん、これも親の務めやからな」

 コチサ
 「(いいぞ、父ちゃん!)」

 お父さん
 「よーく考えてみ、お前は死海になりたいのか?カラリオ湖になりたいのか?」

 コチサ
 「死海!」

 お父さん
 「へっ?」

 コチサ
 「死海だよ、死海。死海になる(〜^^)〜」

 お父さん
 「お前というやつは、どこまで根性が曲がり腐っておる(`_')」

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 だってさ・・・

 だってさ・・・

 名を残してるのは「死海」じゃん(^o^)

 みんなが知っているのは「死海」じゃん(^o^)

 「ガリラヤ湖」なんていくら澄み切って美しくても、お父さんに名前を間違えて覚えられてるんだよ。

 プリンターじゃないんだよ^-^;

 それに「ガリラヤ湖」が登場するのって、死海との比喩話の時ばっかりだし・・・

 コチサは、ケチでも名を残したケチの方がいい。

 無名で終わるよりも、世界のMCとしては多くの人に名前を知ってもらいたいよ・・・

 気前の良い人間でも、プリンターと間違われて生きるのは嫌だよ・・・^-^;

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 街中で・・・

 まちびと1
 「あっ、あれ、あの子、ほらMCの・・・名前なんて言ったけ?」

 まちびと2
 「えーと、確かケチサだよ、ケチサ」

 まちびと1
 「そうだ、ケチサだ、ケチサ(^o^)」

 まちびと1,2
 「すいませーん、ケチサさん、サインを下さ−い」

 コチサ
 「(>_<)」

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 気前よく生きて名前を間違われても「ケチサ」だよ(涙)

 コチサの場合、気前よく生きて名前を間違われても「ケチサ」だよ(涙)

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