No.482 「優先順位の決め方」 2005.1.28
 冬のコチサ

 「人生の勝利者になる為には、自分の中で何が大切かをしっかり把握して、きちんと優先順位をつけて生きていくことです」

 ・・・と、テレビが叫んでいます。

 「でも、人間はなかなかそれが難しくて、特にもの事に優先順位をつけろというと、それができない人が多くて・・・」

 ・・・とも言っています。

 なるほど・・・

 みんな悩んでいるんだなぁ〜^-^;

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 ところでコチサは、優先順位という考えを、実は子供の頃から無意識にですが、完璧に理解している子供だったようです(^o^)

 例えば受験勉強では・・・

 明日が試験の前の晩は、試験勉強に向けた完璧な準備を計画しました。

 学校から帰ると、

 @先ず夜の勉強に向けて、
   昼寝を普段よりたっぷりとります。

 A夕食の時間には、
   遅くまで勉強してお腹がへると困るので、
   普段よりたっぷり食べます

 Bお風呂にも、
   深夜になって体が冷えないように、
   普段よりたっぷり浸かります。

 Cそして普段しないような、
   部屋の掃除なんかもしちゃいます。

 Dチリひとつ落ちてない部屋にしたところで、
   半纏とドテラを重ね着した準備万端の体勢で、
   机の前に座ります。

 これ全て、今夜の受験勉強が、一番大切な優先順位と知っているからこその作業です。

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 そして、時計の日付が変わる頃、お母さんがおにぎりの夜食を持ってコチサの部屋を開けると、机に突っ伏して爆睡状態のコチサがいるわけです^-^;

 そういえば、コチサは食事の時、おいしいものを一番最後にとっておくタイプです。

 これも無意識に、自分の中で何が大事かの優先順位がつけられているからのことだと思います。

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 つまり、コチサは

 @自分にとって、
   何が大切なのかを把握する力を
   持っている人間である。

 Aそして大切なものと、
   そうでないものなどを、
   優先順位をつけて、
   きちんと振り分けられる人間である。

 ということです。

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 でも、偉い先生が提唱する行動と、コチサの行いの違いは、

 @偉い先生は、
  「優先順位の一番のものから着手しろ」
  といいますが、

 Aコチサは、
  「優先順位の一番のものを最期にまわす」
  ということです。

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 だってそうでしょ・・・

 そんなに大事な試験勉強をするんなら、この後に何かすることが残っていたら集中できないし、時間も気になる・・・

 細かい作業は全て終わらせて、ついでに机もきれいにして、さぁ後はこれに集中するだけって環境で望みたいもん・・・

 好きな食べ物だって・・・

 美味しいものを最初に食べちゃったら、あとつまんないもん。

 とりあえず他の用意されたものを食べて、「さぁあとはこれだけ」ってところで食べたいし・・・

 ところがそういうことは結果として・・・

 「爆睡」だったり「満腹感の中での味覚の喪失」などという、予定外の出来事をコチサに連れてきてくれるのです^-^;

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 コチサは声を大にして言いたい!

 「コチサは、自分の中で、今、何が大切な事なのかをわかっているのじゃぁー」

 でも、

 「コチサは、一番大切なことをする為には、その前に細々とした事を片付けないと、気持ちよく取り組めないタイプなのじゃー」

 そして

 「そうするには、何故かいつも時間が足りなくなっているのじゃー」

 重ねて言いたい!!!

 「コチサが、自分にとって何が大切かを誰よりもわかっている事は、こうした事実がきちんと証明しているのじゃぁー」

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 新師匠
 「つまり、稽古の成果があがらないのは練習してないってことで、でも練習して無いのはやる気がないんじゃなくて、いかにこの稽古を大切に思っているかの裏返しなんだといいたいわけだね^-^;」

 コチサ
 「コチサはわかっているのじゃー」

 新師匠
 「もういい、わかった、わかったからやめてくれ^-^;」

 コチサ
 「コチサはわかっているのじゃー」

 新師匠(^_^)v新師匠
 「じゃぁとにかく、今日はせっかく稽古場にきたんだから、先ず稽古からはじめて下さい」

 コチサ
 「大声で叫んだから、お腹減った」

 新師匠
 「へっ?」

 コチサ
 「お腹が減ったら、稽古に集中出来ないよ」

 新師匠
 「そりゃそうだね」

 コチサ
 「やっぱり、稽古だって本番と同じ気持ち、準備万端で望まなくちゃダメなんじゃないっすか?」

 新師匠
 「そりゃ当たり前だよ、稽古だと思って気を抜いたりすると思わぬ怪我をするんだじょ」

 コチサ
 「でしょ、じゃぁ先ず何かお腹に入れなくちゃ」

 新師匠
 「うん、そうしよう。何がいい?」

 コチサ
 「やっぱ焼肉かな?」

 新師匠
 「おー、いいこと言うねぇ。これから体使うんだから栄養あるものドーンと入れとかなくちゃね」

 コチサ
 「よし、じゃぁ、出発ぅ〜(^○^)」

 新師匠
 「おー(^O^)/!!!」

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 かくして、レンタルで借りた稽古場の使用時間を2時間残して、コチサ一行は焼肉屋に出かけるのであった。

 コチサが肉を食べ出したら、2時間以上は食べ続ける事を、新師匠はとっくに知っているはずなのに・・・^-^;

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 新師匠
 「あのさ・・・おいら最初の登場時は、こういうキャラじゃなかった気がするんだけど・・・

 コチサ
 「コチサ、今日はライスを大盛りにしようかな(^o^)」

 新師匠
 「ストイックな師匠のもとで自分を磨きなおすとかで、おいらが登場したと思うんだけど・・・」

 コチサ
 「やっぱり、一番大切な事は、一番最後にとっておかなくちゃね(^o^)」

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 多分、コチサは人生の成功者になれないと思う・・・^-^;

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 新師匠
 「それはいいけど、なんかおいらまで道連れにされそうで怖い・・・」

 コチサ
 「弱気になるな!頑張れ!!」

 新師匠
 「は、はい!」

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