コチサ
「もしもしお母さん、完走したよ」
お母さん
「えっ?マジ?」
コチサ
「(>_<)」
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お母さんには、最近決めたことがあるようです。
それは、今まで使った事がなくて、自分がもう少し若かったら使ってみたいなという言葉を、積極的に使っていこうということだそうです。
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コチサ
「で、それが「マジ」なの?」
お母さん
「そうや、カッコええやろ」
コチサ
「でも最近はあんまり使わないよ、いつ覚えたの?」
お母さん
「お前が高校生の時や。いつも妹の園子と「マジ?」って言い合ってたやろ」
コチサ
「じゃぁ全然、新しくないじゃん^-^;」
お母さん
「ええんや、ええんや、お前たちが高校生の頃なんか、わたしにとっては、つい昨日のことのようなんや」
コチサ
「ふーん、でもコチサにとっては、そんなの昔のことで、全然覚えてないよ」
お母さん
「わたしは覚えてるで。この娘たち、何をしゃべりよるんかと不思議に思てな」
コチサ
「じゃぁその時に一緒に話せば良かったのに・・・」
お母さん
「なんか恥ずかしい気がしてなぁ・・・」
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最近はコチサも、電車の中で話をしている女子中高生の会話の中に、不思議な言葉を発見する事があります。
コチサは、言葉は生き物だし日々進化していくものだと思っているから、それは良い
ことだと思っています。
でもそうは理解していても、なかなか古い習慣から抜け切れないでいるので、女子中高生の言葉を真似して使ってみようとは思いません。
少し前に流行り今では定番となっている、「チョー」という接頭語でさえ使う事はありません。
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お母さん
「それが歳を取るいうことや。若い子はそんな能書きをたれずに自然に受け入れて使ってしまうもんや」
コチサ
「でも言葉を生業にするコチサにとってはねぇ、日本語の乱れには敏感で・・・」
お母さん
「言葉は生き物やなかったん?」
コチサ
「そうだけど・・・」
お母さん
「まぁあんたも歳をとったということや」
コチサ
「お母さん、さっきから歳をとった歳をとったって、ちょっと失敬だよ(`_')」
お母さん
「マジ?」
コチサ
「(>_<)」
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コチサは、一方で「言葉は生き物で進化するものだ」と言いながら、もう一方で「日
本語の乱れ」と言っています。
自分で矛盾する事を言っていることに気がつきました。
言葉を「文化」や「伝統」などという面から捉えれば、「日本語の乱れ」という言葉 があっても良いのかも知れません。
この場合何を根拠に「乱れ」という問題は残りますが・・・
でも言葉の本来の目的は、意思や情報、気持ちや思いの「伝達」だと思います。
そうした場合は、「より早く、より簡潔に」言葉が洗練され研ぎ澄まされた形に変化していくのが、自然の流れのような気もします。
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コチサ
「でもさ、言葉ってさ、なんか音楽みたいなところもあってさ、良い言葉使いを聞いていると、きれいな音楽を聴いているようにいい気持ちになるよね。それは普遍じゃないのかな」
お母さん
「マジ?」
コチサ
「わかった、もう嫌なんだね。話が難しくなってきたから(`_')」
お母さん
「バイビー(^o^)/~~」
コチサ
「それっていつの時代よ」
お母さん
「バイなら(^o^)/~~」
コチサ
「(>_<)お母さん、かえって時代に逆行してるよ(‘ー‘)/~~」
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「言葉を紡ぎ、この声で、たくさんの人に心の安寧を感じてもらう」
・・・これがコチサのセールストークです。
クラシック音楽のような暖かい安心を伝えながら、言葉本来の目的である洗練された伝達手段への進化もそこに込めていく・・・
どんな仕事も、文句を言わずに全てを受け入れ消化していく為には、日々勉強あるのみのようです。
バイなら(>_<)/~~
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※コチサ注
斉藤清六さんのこのギャグは、
お母さんから聞いたもので、
決してコチサがリアルタイムに
育ったものではないことを
ここに記します。
念のため^-^;