 リスニングマガジンやハートクラブが終了して、めっきり仕事をする機会の減った砂太郎ですが、その後元気に頑張っているかな？収入源（？）が減って生活は大丈夫かな？ などと事務所で話していたりしたのですが・・・   コチサ 「あれ、これ砂太郎じゃん」 社長 「ん？そういえば、事務所に機材を運んでた頃と、全く同じ服装だな」 コチサ 「そういうことじゃないよ、服装なんてどうでもいいけど、これ新聞だよ」 社長 「うん、新聞だね」 コチサ 「新聞に出てるね」 社長 「うん、写真付、それもカラーだね」 コチサ 「読んでみようか？」 社長 「うん、読んでみなよ」 コチサ 「悪い事して捕まったわけじゃないよね」 社長 「たぶん・・・ね」  それは朝日新聞、5月10日土曜版「シリーズ、夢」というコーナーでした。 様々な夢を追い求める市井の人たちにスポットを当て、特集をする企画です。 砂太郎は「音を捜す」旅人として、登場していました。 等々力渓谷や桧原村で、せせらぎにマイクを向けている写真と共に、記者の饒舌な文章で語られていました。 砂太郎は語っています :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 「耳を澄ませて下さい。 いろんな音が聞こえてきますよ」 「ここ十数年の間に、 （ポップス系の音楽は）強弱の幅が 半分くらいになっていると思う。 こんな音ばかり聞いていると、 音に対して鈍感になるのではないかと 心配になりますね」 「これからとりたい音？ 流氷ですね。 幻想的だろうなぁ。 音のギャラリーも作ってみたいな」 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: コチサ 「・・・」 社長 「・・・」 コチサ・社長 「あのさ･･･（同時に発言してしまって）･･･あっどうぞ」 コチサ 「砂太郎ってこんなに饒舌だったっけ？」 社長 「まぁこれだけの事をしゃべらすには、三日はかかるとみたね」 コチサ 「だよね」 コチサ 「それにさぁ、「こんな音ばかり聞いていると、音に対して鈍感になるのではないかと心配になりますね」なんて言うかなぁ？」 社長 「まぁそうは言わないよね。こういうちょっとものを大上段に構えた言い方は、決してしない男だよね」 コチサ 「でも、人は偉くなると変わるからね」 社長 「偉くなったわけじゃないと思うよ。この取材だって、きっと彼の人柄で、人が人に声をかけて依頼されたんだと思うよ」  「今、こういう取材をしてるんだけど、どっかに合う人いないかな？」 かつてのAD君たちが偉くなって、こういう連絡をコチサもよく受けます。 そんな時、紹介するのは、地道に頑張っていて、かつ人柄の良い人です。 砂太郎も、日ごろの優しさや人に対する暖かさ、そんなものが大きな信頼になって、こういう取材の話がやってきたのだと思います。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: コチサ 「まぁ人柄だけの男だね」 社長 「でも夢を追いかける人間に必須な条件だよ」 コチサ 「頑張ってても、人柄っていうか人格が無いばかりに取材さえしてもらえない人間もいるしね」 社長 「おい、それって誰のことよ」 コチサ 「さぁ・・・」 社長 「・・・」 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  新聞記事では、今も朝5時起きのアルバイトは続けているそうです。 そして時間を見つけて、地道に音を集め回っているとのこと。 コチサは、流氷の録音も、音のギャラリーもいつか実現するような気がしています。 かつての仲間が頑張っている姿は、本当に気持ちの良いものです。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: コチサ 「収入は月、10万から20万だって」 社長 「我々よりぜんぜんいいじゃん」 コチサ 「砂太郎にとって、リスニングマガジンやハートクラブと離れられたのは正解だったのかもね」 社長 「そのようだね」  ただ砂太郎、コチサから一言！ 今度取材を受けるときは、別な洋服に着替えようね(#^.^#) |
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