No.311「コチサジム通信(?!)」  2003.4.16

 イラスト・・・子猫とイス

コチサ

 「どうして君は、そう毎回毎回、気まぐれなんだい?」

 君

 「そうは言っても、正直に生きているだけなんですけど」

 コチサ

 「しかしねぇ、朝と夜でそこまで態度が変わられても、とっても困るんだよ」

 君

 「でも、嘘をつくわけにはいかないんです」

 コチサ

 「だれも嘘をつけと言っているわけじゃないよ。ただもう少し、臨機応変に対応して欲しいんだよ」

 君

 「と、いいますと?」

 コチサ

 「例えば朝ね。朝はその日の気分を占う一番大切な時だからね。こういう時はせめて、穏便に登場して欲しいわけよ」

 君

 「そうは言われましても、一般的に皆さん、朝はみなさん高めですから」

 コチサ

 「それと夜ね」

 君

 「夜ですか?」

 コチサ

 「仕事に疲れた戦士はさ、夜に安らぎを求めたいのよ。社会は戦いよ。中には行きたくないお誘いもあるわけよ。そんな時、お酒の飲めないコチサはもう食べるしかないじゃない。好きで食べてるんじゃないのよ。これも仕事なの。そんな時こそ家に戻ったら安らぎが欲しいわけ。わかる?」

 君

 「はい、わかります。でもお言葉返すようですけど、誠実だけが取り柄として私は作られました。コチサさんこそ、そんな日こそ僕を無視してくださればいいじゃないですか」

 コチサ

 「それが出来たら苦労はしないでしょ。君なんかと一生付き合わない生活したいわよ。でもそれが出来るのは、無人島で生涯誰とも会う必要のない生活になった時くらいよ。この社会で生きる為には、嫌でも君と毎日顔をあわせなくちゃならないのよ」

 君

 「私はどうしたらいいのでしょうか?」

 コチサ

 「コチサを毎回、喜ばせてちょーだい!」

 君

 「そ、そんなぁ・・・」

ライン

 イラスト・・・サボテン

 さて、この「君」とは誰でしょう?

 この「君」は体脂肪計君です。

 体重は全く気にかけないコチサですが、筋肉のバロメーターである体脂肪はかなり気になります。

 一日でも筋トレを怠けると、結構シビアに数値に反映されて、めげるときがあります。

 体重が減るのも要注意です。

 変わらぬ食生活の中では、体重減が体脂肪アップの裏返しでもあるからです。

ライン

 君

 「私は一応民生用として作られているんです。でもコチサさんの要求は高度過ぎます。小数点以下の増減を気にするんだったら、本格的なスポーツジムの体脂肪計を使って下さい。私も一生懸命ですが、私の誤差って結構許容範囲が広くて・・・」

 コチサ

 「やっぱ、認めたな。何が一生懸命正直に生きているだよ。やっぱ誤差多いんじゃん」

 君

 「でも、それは私の責任じゃなくて、私が持って生まれた能力の限界だから(グスン)・・・」

 コチサ

 「おいおい、冗談だよ、泣くなよ、ごめんよ。言い過ぎたよ」

ライン

 イラスト・・・マグカップ

 ということで、

 1)プロ仕様の体脂肪計を新たに購入する
 2)スポーツジムに通う

 という二者択一を迫られたコチサは(別に二つとも選択していいんだけど(*^-^*))、より体も鍛えられて、体の部位ごとの体脂肪までわかるジム通いを選ぶことに決定。

 先ずは、事務所周辺のジムに見学と称して、しらみつぶしに顔を出しました。

 しかし…

 全てのコチサの希望に沿うところは値段が高く、安いところは体脂肪計はあっても我が家の「君」とたいして変わらない…

 それに混んでいるし…

ライン

 君

 「コ、コチサさん、な、何をするんですか、や、やめて下さい」

 コチサ

 「ん?どうして?」

 君

 「ぼ、僕を、こ、殺すんですか?」

 コチサ

 「違うよ。コチサが君を分解して、君の性能をアップしてあげるんだよ。小数点以下の数値もしっかり出るようにしてあげるからね」

 君

 「や、やめて下さいよ。コチサさん、そんな技術ないじゃないですか」

 コチサ

 「大丈夫だよ。子供の頃、よく時計とかラジオとか分解したもん」

 君

 「そ、それで、その時計とかラジオはもとに戻ったんですか?」

 コチサ

 「戻るわけないじゃん。お父さんに怒られたよ」

 君

 「こ、コチサさーん、やめてくださーい。あぁぁぁぁぁ!!!!!」

ライン

 イラスト・・・スニーカー

 さぁ、来月あたりに、コチサジム通い通信が掲載されるか、お楽しみに。



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