No.247「ピンチ・序章!」  2002.8.5

 写真・・・木々の葉

 夏バテで少し疲れ気味なので、事務所の薬箱から「キューピーコーワゴールド」を飲んでみたのですが、あんまり効き目がありません。

 もしかして、いまだに宇津救命丸の方が効くわけじゃないはずなんだけど・・・

 子供の頃、コチサは「癇の虫」だったらしくて(*^_^*)、よく飲まされていました。

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 お父さん

 「お前は癇の虫って言うより、嘘がばれてパニックになるだけなんやけど」

 コチサ

 「・・・」

 お父さん

 「お前くらいの嘘つきは、他にもようけおると思うんやけど、いったんバレてからの対処の仕方でお前を越える奴はそうおらんわな」

ライン

 写真・・・木の芽1 暑さで寝苦しい夜、そんな父の言葉を思い出しました・・・

 嘘がバレて怒られている時、人間には二つのパターンがあると思います。

 一気に全てを白状して「ドカーン」と怒られるパターン。

 でも、嘘の真髄を極めるのなら、これは誤った方法です。

 コチサが伝授する真の「嘘道」は、なんでも小出しに認めていくことです。

 それも少しづつボロを出しながら・・・

 相手にそのボロを気が付いてもらうことを期待して・・・

ライン

 お父さん

 「お前がコタツの足、壊したんか?」

 コチサ

 「みんなで遊んどった」

 お父さん

 「じゃぁ誰が壊したんか?」

 コチサ

 「ようわからん、気が付いたら壊れとった」

 お父さん

 「でも誰かが壊さな壊れんぞ」

 コチサ

 「わからん・・・足怪我しよった(小出し)」

 お父さん

 「(この時点でコチサの小出しに気が付いていないお父さん)じゃぁまぁええわ、でも何で壊れてること言わんで、いかにも付いているように足押さえてたんや。おかげでお前が支えるのに疲れた時点で、お膳のものまで全部こぼれたじゃないか」

 コチサ

 「ようわからん」

 お父さん

 「ところで足怪我した言うたな(やっと気が付いてくれたお父さん)。なんで怪我したんか?」

 コチサ

 「わからん」

 お父さん

 「それはお前がコタツの上に乗って暴れてたからじゃないか?」

 コチサ

 「そうかも知れん」

 お父さん

 「じゃぁ、誰が壊したかわかるじゃないか?」

 コチサ

 「わからん」

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 写真・・・木の芽2 とまぁこんな禅問答を繰り返していくうちに、相手は少しづつ体力を消耗していくわけです。

 そうすると、本当の真実に近づく頃は、相手ももう怒る気力を奪われていて、

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 お父さん

 「まったくお前は、自分で自分がようわからんようになっとるんやないか。可哀想になぁ、そんな泣かんと宇津救命丸飲んどき」

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 となって開放されるわけです(*^_^*)

ライン

 写真・・・木の芽3 東京に出てきてからも、何度このノウハウでピンチを脱した事でしょう?

 しかし、さすがのコチサもピンチに直面しているようです。

 コチサ先生、大ピンチ!

 さぁ、果たしてコチサ嘘つき大先生は、このピンチを乗り切れるでしょうか?

 gifアニメ・・・ピンチコチサいずれつづく・・・


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