土用の丑の日は過ぎたけれど、この暑さ。 木綿豆腐君が、プロジェクトの打ち上げも兼ねて、納涼鰻会に誘ってくれました。 メンバーは4名。 知る人ぞ知る名店「南千住の尾花」さんです。 コチサにとっては、南千住の尾花さんと言われても、北新宿の山田さんとか、大田区の多摩川さんとか言われる位変わらないのですが・・・ でも一応事前調査という事で、HPで検索。 このお店自体のHPは無かったのですが、グルメのHP等でたくさん紹介されていました。 誰もが褒める名店です。 わーおう、そんな名店にいよいよコチサの出没です。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 木綿君 「6時を過ぎると、結構並ばなくてはならないですから、少し早めの5時集合にしましょう」 コチサ 「じゃぁ昼は抜きます」 それでも少し待たされました。 そして店内・・・ 靴を脱いで畳敷きの大広間に入ります。 コチサは、田舎の法事を思い出しました。 こうして襖を開けて広げた部屋に、コの字型にお膳を配置して・・・ まさにそんな雰囲気です。 遠い親戚一堂が集まったっていう雰囲気です。 お膳の数から単純計算すると50〜60名くらいの人が座っている計算です。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 木綿君 「じゃぁ、注文を・・・コチサさん、何か決めて来たんですよね」 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: HPによると、ここは鰻に関しては注文してから調理をはじめるので、1時間以上かかるそうです。 (そして追加注文が出来ません) 普通はその間、簡単なおつまみにビールなどを頼んで、腹ごしらえをしておくのですが、コチサはアルコールを飲まないので・・・ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: コチサ 「鰻巻き、鰻ザク、そして鰻重!」 木綿君 「はぁ・・・全部鰻ですね」 コチサ 「鰻屋さんですから・・・」 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: それでも木綿君は気をきかせて、おしんこうや焼き鳥、その他もろもろのものを注文してくれました。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 一同 「かんぱーい」 親分 「おい、そんなに勢い込んで食べてると、鰻重食べられなくなるぞ!」 コチサ 「大丈夫だよ。その為にお昼抜いてきたんだもん。ところで親分、鰻巻き残ってるけどどうしたの?」 親分 「俺は卵は食べられないんだよ。コレステロール高くてな」 コチサ 「しようがないなあ、じゃぁ失敬」 親分 「おい、本当に大丈夫か?人のものまで食って・・・この後、特上鰻重くるんだぞ」 コチサ 「大丈夫に決まってるじゃん」 親分 「可哀そうだな・・・東京に来るまで鰻なんて見たことなかったんだろうなぁ」 コチサ 「当たり前じゃん。コチサの実家知ってるの?山奥だよ。鰻なんているわけ無いじゃん」 親分 「それでもな、普通の人間は成人するまでには一度くらいは食べるもんなんだよ」 コチサ 「へー、でもいいじゃん。今食べているんだから・・・」 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: そして真打の特上鰻重登場! これがびっくり! 舌の上に乗せた瞬間にとろけます。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 木綿君 「どうです?」 コチサ 「すごいよ、美味しいよ、とろけるよ」 木綿君 「ねっ、なんか焼いてないみたいでしょ、じっくり蒸しただけって感じで・・・」 コチサ 「こんな美味しい鰻は初めてだよ・・・うっ!」 木綿君 「どうしたんですか?」 コチサ 「い、いや別に、何でもないよ」 親分 「大方、腹が一杯になってきたんだろう」 コチサ 「くそぉー!こんな美味しいものを一番お腹が空いている時に食べられないんて・・・」 親分 「無理して食べるな、ここまで既に二人前以上食ってるんだから、腹壊すぞ」 木綿君 「親分、そう言ってやめるコチサさんだと思いますか?」 親分 「いや、多分最後の一粒まで食うな」 木綿君 「ですよね」 美味しい鰻の名店 南千住「尾花」 おいしく食べるコツは、鰻重の前に、鰻巻きと鰻ザクを食べ過ぎないようにすることだよ。 |
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