No.209「外郎売CD最新版のご案内」  2002.3.13

 写真・・・「外郎売CD」その1

 発売以来、密かに地道にご発注をいただくコチサ腹式達人講座「外郎売」。

 当初は音質の悪いWEBダウンロード版でしたが、そのうちにカセットテープで発送になり、今回ついに新たな録音によるCD版の発表となりました。

 今回は事前に予約を賜り、発送日も決定していたため無事に作品完成〜発表が可能になりました。

 コチサの場合、自分の録音の為、何度聞いても「もう一回」という所が出てきます。

 締め切り日が無かったら、この作業を延々と繰り返していたに違いありません。

 それでも発送の前日まで、「あーだ、こーだ」と録音・編集の砂太郎を振り回していました。

ライン

 砂太郎

 「じゃぁ、これで完成という事でいいですか。CDに焼きますよ」

 コチサ

 「はい、そうしてくれたまえ」

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 しかし1時間後

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 コチサ

 「もしもし砂太郎、やっぱもう一回だけ録り直ししたいのさ」

 砂太郎

 「だってもう焼き作業に入ってますよ」

 コチサ

 「でもやっぱり気に入らないんだもーん」

 砂太郎

 「わかりました・・・」

ライン

 写真・・・「外郎売・ドリル編」とコチサ特性ミニテキスト こんな事を延々と繰り返し、ようやく完成したのが今回の「外郎売第三版−CD-ROM」です。

 事務所の社長には、

 「その熱意を、リスニングマガジンやハートクラブにも見せてもらいたいね」

 などと言われ、

 (「何言ってるんだい、リスニングマガジンやハートクラブだって命がけで録音してるんだい!」と反論したのは言うまでもないですが)

 砂太郎には、

 「せめて焼く前にダメ出しはして下さいよ」

 とべそをかかれながらの力作です。

 コチサの「外郎売」は、あくまで発声練習、滑舌訓練の為のものです。

 日本人には少ないと言われる、美しい「腹式発声」を身につけてもらおうという思いが込められています。

 本来の「外郎売」は歌舞伎の一八番からのものですが、コチサ版は演技力ではなく、発声滑舌用に特化したものとなっています。

 (しかし「外郎売」を冠にする者として、一度は本家の「外郎売」を見せていただかなくてはなるまいとチケットを捜しているのですが、「東京公演」は夏までは無いとのことなので現在待機中です)

 写真・・・「外郎売・うんちく編」と「外郎売・ドリル編」

 そしてようやく完成した「作品」を手に取るコチサ。

ライン

 コチサ

 「外郎売第三版かぁ・・・愛しいね」

 砂太郎

 「良かったですね」

 コチサ

 「でもなぁ・・・」

 砂太郎

 「ま、まだ何か?」

 コチサ

 「広辞苑は第五版だよ」

 砂太郎

 「ま、また、録り直すんですか?」

 コチサ

 「バージョンアップを重ねてね。いずれ広辞苑を追い越すんだよ」

ライン

 聴いてくれる人がいるから、コチサが録音できる・・・

 そしてまた聴いてもらって、もっと良いものを聴いてもらおうと頑張る・・・

 学生時代、コチサは外郎売に出会ったおかげでどうにか発声や滑舌の練習を続けることが出来ました。

 そして今、コチサの外郎売を聴いてくれる人がいるおかげで相変わらず、発声や滑舌の練習を続ける事が出来ています。

 そんな聴いてくれる人への感謝の気持ちをいっぱい込めて・・・

 写真・・・「外郎売CD」その2

 腹式達人講座「外郎売」

 ・うんちく編

 ・ドリル編

 2巻同時に発売開始です。

 お申し込みご希望の方は、本HP「外郎売」のコーナーから。

 ちなみにここからも行けます

 どうぞよろしくお願い致します。

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