 No.165 2001.11.12
パルマの中田選手が不調だそうです。
スランプのようです。
太平洋・大西洋を隔てた日本とイタリア、不世出の天才二人はお互い悩みに悩むのであった。
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 社長
「だれが天才だって？」
コチサ
「いや、ただ言葉のあやで・・・」
という事でリスニングマガジンの脚本家のところへ・・・
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 コチサ
「あの〜、文章が書けなくなるスランプってありますか？」
脚本家
「無いよ」
コチサ
「へっ？」
脚本家
「スランプになるなんて大物だけだよ。おいらみたいな小物にはないね」
コチサ
「あのーコチサ、スランプなんですが・・・」
脚本家
「じゃぁ、大物なんだよ」
コチサ
「なんだ、コチサは大物だったんだ」
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・・・って話が終わるわけもなく、スランプについて真剣に考えて見ました。
先ず、なんで大物にスランプがあって、小物にスランプが無いんだ？
脚本家は、プロ野球の大打者にはスランプがあるけど、草野球の２丁目Aチーム７番バッターにはスランプが無いといいます。
でも、彼だって調子の良い時と悪い時があるはずです。
ただ、それを世間も自分もスランプと言わないし思わない。
スランプと自分も世間も言えるのは、そこそこの実績を残した人間だけなんだというのが、脚本家の意見ですが・・・
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コチサ
「じゃぁ、コチサはなんでスランプなんですかね。そこそこの実績もなく、まぁ草野球２丁目Aチームの７番バッターみたいなもんなんですが」
脚本家
「そだね。ただ見てくれる人がいるというのが大きな励みになっているんだろうね」
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見てくれる人がいる。
読んでくれる人がいる。
そのことが大きな励みになって、いつのまにか、大向こうをうならせるような感動的なものを書かなくちゃいけないプレッシャーが貯まってきたようです。
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 脚本家
「気分が乗ってれば、道端の石ころからもね。どんどん広がる話が湧いて来るんだよ。でも、大きな話、面白い話を作らなくちゃなんて考えていると、道端の石ころなんか見向きもしないんだよ。そういうときは書くこと楽しくないよね」
コチサ
「中田選手も今、サッカー楽しく無いんでしょうかね」
脚本家
「さぁ？天才のことはわからん。でも天才じゃない君のことはよくわかるよ」
コチサ
「やっぱりコチサは天才じゃないんでしょうね」
脚本家
「あいにくね」
コチサ
「努力家といったところでしょうか？」
脚本家
「君と努力という言葉はもっと遠い気がするんだけど・・・」
コチサ
「じゃぁコチサは何なんでしょうかね？」
脚本家
「君は世界のMCなんじゃないのかね」
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そうだ！
コチサはコチサニュースのライターじゃなくて世界のMCなんだ。
コチサニュースは世界のMCコチサの情報発信の窓口なんだ。
大向こうを唸らせるのは、コチサニュースのコチサじゃなくて世界のMCコチサの方なんだ。
中田選手とコチサニュースのライターコチサは比べる事さえ出来ないけど、中田選手と世界のMCコチサは比べられるじゃん、同じ天才同士じゃん、ね(^_-)
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脚本家
「ほうー、じゃぁ、何で天才中田選手にスランプがあって、世界のMCの方のコチサ選手にはスランプがないんだ？同じ天才同士なのに？」
コチサ
「それは・・・それは、中田選手には仕事があって、コチサ選手には仕事が無いからだよ」
脚本家
「仕事の来ない天才も辛いね。それで副業がスランプじゃ目も当てられないよね」
 ということで、コチサ、スランプ脱出です！
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