No.156 2001.10.17
「いつも元気ですね」
と声をかけられるのが一番嬉しい言葉です。
「元気のもとは何ですか?」
と聞かれるのも嬉しいですが、答えがたくさんあって困ってしまいます。
さて、この写真を見てください!
(※ドリル型ジューサー・上から)
(※ドリル型ジューサー・真横から)
サンダーバード2号のお腹から出てくる「ジェットモグラタンク」ではありません。
これが、コチサおすすめの「クィーンのジューサー」です。
自慢(^_^;)
以前ジューサーが壊れた話を、コチサボイスで聞いていただきましたが、その時のジューサーは特売で買った2.980円のものでした。
これは、桁が一桁違うすぐれものなんだい!
ほんとんどのジューサーが、鋭い刃で切り刻みながら液状にしてフィルターで漉してジュースを作るのに対して、このジューサは先端のドリルが果物を圧搾してジュースを搾り出します。
繊維を破壊しないので、栄養価も高いとコチサは思っています。
(まぁ生のまま食べるのが一番なんだけど)
また、通常のジューサーに比べて、絞り粕の無駄が少ないのも特徴です。
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この写真を見てください!
(※搾り出される絞り粕1)
(※搾り出される絞り粕2)
まるでイヌのウ○チみたいですが、これが絞り粕です。
たったこれだけがポトンと落ちます。
だから掃除も簡単。
そしてこれが出来上がりのジュースです。
リンゴ一個からこれだけの量が搾り出されました。
美味しいよ。
コチサ
「・・・というわけなんだよ、どう?」
お母さん
「ふーん。で、それを家にも買えっていうのかい?」
コチサ
「うん、お母さんの健康にも良いかと思って」
お母さん
「味も違うのかい?」
コチサ
「うん、全然違うよ。なんかジュースが生きてるって感じだよ」
お母さん
「そうか、欲しいなぁ。でもお母さんの為ならいらんわ、お母さんは果物丸ごと食べよるからな」
コチサ
「う・・・いや、実は、コチサが年末帰省した時、使おうと思ってさ・・・」
お母さん
「やっぱりそうかぁ。おかしい思うたんよ」
コチサ
「で、どうでしょうか、この案?」
お母さん
「あかんよ。お前が持って帰ってくればいいやろ」
コチサ
「それがですね、お母さん。実はこのジューサー重さが10キロ弱あるんですねん。重いんですねん。とても持てまへん」
お母さん
「じゃぁ仕方ないな、あきらめるんやな」
コチサ
「そ、そんなぁ・・・健康だけが取柄のコチサにとって朝の絞りたてのジュースは必需品なんだよ」
お母さん
「すり鉢も、スリコギもあるからそれ使いなさい」
コチサ
「そ、そんなぁ、すり鉢でリンゴをするなんて邪道だよ。美味しくないよ」
お母さん
「風邪をひいて熱を出した時、おばあちゃんがそのすり鉢でひいてくれたリンゴジュースを、美味しー美味しいーて飲んだのは誰やったんやろうな」
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そうだった・・・
風邪をひいて熱をだすと、おばあちゃんが「これなら食べられるやろ」って言ってリンゴジュースを持って来てくれたんだ・・・
それはドロッとしていて、お皿に入ってスプーンですくって食べるものだったけど、あれは間違いなくリンゴジュースだった。
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コチサ
「そっかぁ、コチサのリンゴジュース元気法は、その時からだったんだね」
お母さん
「そやな、お前が元気なのは、おばあちゃんのリンゴジュースと、お父さんの作るお米のおかげなんや」
コチサ
「あとお母さんのつくるうどんもね」
お母さん
「ほー、一応気を使ってくれるんやな。でもお前がうどんを食べだしたのは東京に行ってからやろ。子供の時は嫌いや言うてちょっとも食べへんかったやないか」
コチサ
「ほほー(>_<)」
コチサの元気のもと、絞りたての「リンゴジュース」は、おばあちゃんのすり鉢とスリコギ以来のものだったようです。
スイッチを入れたクィーンのジューサーは、ウィーンウィーンと静かな低音を響かせ動き出しました。
その音が、スリコギでリンゴを擦るおばあちゃんの音と重なりました。
「シャカシャカ、ウィーンウィーン、シャカシャカ、ウィーンウィーン・・・」
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