No.133 2001.8.24
さて、前回のコチサニュース第132号、お父さんの入院の話しの続きです。
>ここはひとつ、お父さんの気持ちを受け入れて、
>手術から入院期間中は知らないふりをして、
>退院当日にコチサから「お見舞い」が届くという、
>「うっちゃり作戦」でウサをはらしてやろうと決めました。
と書いたのですが、お父さんの入院は来月、退院となると10月になってしまいます。
それまで知らんぷりを決め込むには、コチサは小物過ぎます。
何かしでかしたくてうずうずしてきちゃうのです。
そこで・・・
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コチサ
「もしもし、お母さん、コチサだよ」
お母さん
「なんや?」
コチサ
「いやーみんな元気かなと思って・・・」
お母さん
「元気に決まっとるやろ、どうしたん?」
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ふっふっ、コチサが知らないと思って、あくまでとぼける作戦だな。
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コチサ
「いや元気ならいいんだけどね。お父さんは元気?」
お母さん
「当たり前やろ、みんな元気や」
コチサ
「ふーん、そんならいいんやけど・・・」
お母さん
「なんやお前、何かあるんか?」
コチサ
「いや別に・・・あのね、今朝夢を見たんだよ。お父さんがお腹が痛い、痛いって言ってる夢・・・だから気になってかけて見ただけ・・・」
お母さん
「お前、ほんまか、それ?」
コチサ
「えっ?、それどういうこと?」
お母さん
「いや、何でもない、じゃぁ切るで」
コチサ
「うん、じゃぁね」
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ふっふっふっ・・・
電話を切った後の展開が目に見えるようです・・・
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お母さん
「お父さん、お父さん、大変ですよ」
お父さん
「どうした?またサチコが何か悪さをしたか?」
お母さん
「いや実は・・・かくかくしかじかで・・・」
お父さん
「・・・」
お母さん
「やっぱり、親子なんですね・・・こんな事ってあるんですかね・・・こっちがどんなに隠しても神様が伝えてくれるんでしょうかね」
お父さん
「・・・」
お母さん
「やっぱりサチコはなんだかんだ言っても、益田家の長女なんですね。優しい心を持ってるんですよ・・・なんか運命というのを感じます」
お父さん
「・・・」
お母さん
「ん?お父さん?どうしましたか?」
お父さん
「何か納得出来んのや、またサチコにいっぱい食わされているような気がして・・・」
お母さん
「そんなぁ・・・」
お父さん
「何か変だ、タイミングが良すぎる・・・おかしい・・・」
お母さん
「・・・」
お父さん、その慎重さ、自分の体調管理に使って欲しかったね。
しかしまぁこれで、
「サチコには神様が付いている、仲間はずれはよそう」
ってことになるかもね。
※今号のコチサニュースは前号の続きです。
読みのがした方は、バックナンバーで前号(132号)を読んでから読むと一層面白いぞぉー(^o^)丿
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