コチサニュース No.92 2001.5.21

 先々週苦しんだ風邪が、どうやら事務所の社長にうつったようです。

 だって症状が全く同じだもん・・・

 ということは、この先の結果も見えている・・・



 社長

 「なんか、咽が痛くてね・・・」

 コチサ

 「(ぎくっ)・・・魚の骨でも刺さってるんじゃないっすか・・・」

 社長

 「いや、魚は食べてないけど・・・風邪かなぁ・・・うつったのかなぁ・・・」

 コチサ

 「な、何を言ってるんですか。コチサは咽なんか痛みませんでしたよ。そうだなぁ、めまいと鼻と体の節々が痛むやつだったですね」



 と、とりあえず正反対の事を言っておきます。

 だってこの先の社長の症状は、頭が痛くなって、気持ち悪くなって・・・

 そして熱が出て、声が出なくなる・・・

 コチサからうつったとなると、やっぱりコチサも居心地悪いしね。



 そして次の日・・・

 社長

 「なんか、頭が痛くて・・・」

 コチサ

 「あらま、いろいろ考えることが多いですからね」

 社長

 「いや、そういう事じゃなくて、風邪みたいなんだ」

 コチサ

 「まぁ、どっからもらってきたのか・・・嫌ですよ。コチサにうつさないで下さいよ」

 社長

 「あぁ・・・」



 また次の日

 社長

 「なんかもうだめだ。気持ち悪くて、熱が出て・・・吐きそうだ」

 コチサ

 「あらあら、困ったものですねぇ・・・でも仕事はしてもらわなくちゃ・・・キャンセル出来ないですからね」

 社長

 「あぁ・・・そういえば、コチサ君も先々週、吐き気があって熱があったとか言っていなかったか?」

 コチサ

 「全然。コチサは鼻水が出て、体の節々が痛かっただけ・・・」



 ついに運命の三日目

 社長

 「声が出ないんだけど・・・」

 コチサ

 「あらあら、お休みすればいいのに・・・」

 社長

 「これ、コチサ君からもらった風邪の気がする」

 コチサ

 「なんで?」

 社長

 「声が出なくて、HPの更新休んでいただろ・・・」

 コチサ

 「社長、結果論でものを言っちゃいけません」

 社長

 「ん?」

 コチサ

 「結果として、お互いの風邪は「声が出なくなる」ということで似ているようですが、そこまでの流れが違うでしょ」

 社長

 「ん?」

 コチサ

 「コチサは、めまいと鼻水と体の節々が痛んで最後に声が潰れた。社長は、咽が痛くなって吐き気がして熱が出て声が潰れた・・・ねっ、たまたま最後が同じだけで違うでしょ。違う風邪です」

 社長

 「コチサ君、私は別にコチサ君が私に風邪をうつしたとしても怒ったりしないよ」

 コチサ

 「心外だなぁ・・・コチサが人に風邪をうつすなんて・・・また万が一そうだったとしたらそれを認めないなんて・・・そんな心の狭い人物だと思ってるんですか?」

 社長

 「うん!」

 コチサ

 「へっ?」

 社長

 「思ってるよ」

 コチサ

 「こりゃたまげた・・・ますます心外だなぁ・・・証拠はあるのか、証拠は?」

 社長

 「うん、あるよ」

 コチサ

 「へっ?」

 社長

 「過去のコチサ君の行動を見てるとな。風邪をひいた人間がいると憤慨するだろ。「私にうつさないで下さい、私は声が命なんですから」とどんな大切なお客様でもあからさまに距離をおくだろ」

 コチサ

 「当然です。世界のMCですから」

 社長

 「今回、割と平気で、私と話しているね」

 コチサ

 「社長ですから当然です」

 社長

 「そんなことないだろ、自分に風邪がうつされる心配があったら、たとえ小泉首相に話しかけられても無視するのがコチサ君だろ」

 コチサ

 「・・・」

 社長

 「私の風邪は自分に絶対うつらない、そういう確信があるのと違うかね。つまりそれはどういうことだ。もともと自分の風邪だからうつらないという事なんじゃないかね」

 コチサ

 「ははーおみそれしました・・・」



 おいおい社長、咽が痛いんでしょ。

 2時間ドラマのラストじゃないんだから、そんな饒舌に謎解きするなよ。




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