コチサニュース No.89 2001.5.14

 体調が悪いとやはり頭の回転も鈍るようで、何年ぶりかの本当に顔が青くなる、ダブルブッキングをしてしまいました。

 事の発端は、あるセミナーの司会のお話。

 5月17日、18日を受けてしまったことした。

 それも、

「えぇ、全然大丈夫です。二日とも空いています、ばっちりです」

 なんて、自信満々で・・・

 気がついたのは全くの偶然、たまたま電話で別の人と話していた時でした。



 コチサ

「ゴボゴボ・・・ごめんね、借りっ放しで返しにいけないで・・・」

 恵ちゃん

「ううん、病気じゃね、18日に亮君に会うんでしょ、その時渡しといてくれれば、私は次の日芝居の稽古で、亮君に会うことになっているから・・・じゃぁお大事に・・(ガチャン)」



 えっ?

 18日・・・セミナーになんで亮君が来るんだぁ・・・

 ・・・嫌な予感・・・

 コチサ

「もしもし、亮君(ゴホゴホ)・・・元気?」

 亮君

「どうしたのその声?風邪?」

 コチサ

「うん、まぁ・・・」

 亮君

「気をつけてね、18日の録音までに治しておきなよ・・・」



 (やっぱり・・・)

 18日は、ハートクラブの録音日なんだ・・・

 うわー、どうして?

 なんで手帳に書いてないんだ・・・

 何の為のフランクリン手帳なんだぁ・・・

 しかしそんな事は言ってられません。

 真剣に善後策に頭を悩ますコチサです。

 普段頭を使っていない分、こういう時は集中して考えがまとまります。



 予定の入り方は、明らかにハートクラブが先です。

 前月の録音日に決まっているのですから、少なくとも一ヶ月前には決まっていたのです。

 セミナーを受けたのは2日前・・・

 常識的には、代理をたてて、セミナーさんに謝って許してもらうのが筋です。

 緊急度ではどうだろう・・・

 セミナーはもう来週、緊急も緊急・・・

 今更代役は難しいでしょう。

 ハートクラブは録音から編集まで一ヶ月あります。

 後は、すでに押さえたスタジオ代です。

 セミナーのギャラをキャンセル料に回せば何とかなるでしょう・・・

 でもそんな事は、命にかけてもしないぞ・・・



 ・・・ということで、悩みに悩んだらまた熱が出てきて・・・

 もう考えられなくなったので、関係者全てに真実の電話をかけて謝りました。

 もう煮ても焼いても好きにして下さい・・・

 そのまま眠りました・・・



 翌朝、熱にやられて、半ば開き直った姿勢が功を奏したようです。

 あんなに体調を壊しながらも、仕事のことにけじめをつける「世界のMC」として、どうやらコチサは生き延びたようです。

 事務所の社長がうまく間にたって、事を運んでくれたようです。

 セミナーの仕事はそのままで、ハートクラブの録音日を変更しました。

 スタジオのキャンセル料も、うまく乗り切ったようです。

 (これだから一応社長っていう肩書きを認めてるのさ・・・



 コチサからの教訓

 例え熱にうなされていなくて、頭がはっきり動いていても、妙な小細工をせずに真摯に頭を下げる方が世の中うまくいきます。

 でも、妙な小細工がうまくいった時の、喜びもまた捨てがたいものがあります。

 どっちをとるかは、それはあなたの自由なのです。



 最後になりましたが、HPに遊びに来てくれる皆さまから、多数のお見舞いメールを頂きました。

 全快を祝して

                   内祝い

                   益田  


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