No.69 2001.3.23
今週末は、土曜日、日曜日、月曜日とリスニングマガジンへのゲストインタビューと録音があります。
3人のお話を聞くのですが、いずれも骨髄移植のドナーの方々です。
そのうちのお一人はその一週間後にドナーになるため、入院を控えての出演です。
また2度目のドナーになる日が間近に迫っている方もいらっしゃいます。
どんなお話を聞こうか・・・
コチサはドナーさん自身の心境や考え方の変化に、的を絞って聞いてみたいなと思っています。
ドナーさんが骨髄液を提供することで、患者さんがどれだけ助かるか、どれだけの愛が与えられるのかという話しはとても大切です。
しかしコチサ的にというか、リスニングマガジン的には、ドナーさんが自分の体なのに風邪さえひけないという事に興味があります。
普段ならちょっと無理をして、まぁ風邪をひいたらそれは自業自得で仕方がない、というのが一般的な健康人の考え方ではないかななんて思います。
しかしいったんドナーになったら、もうそれは自分だけでは済まされない問題です。
もし移植前にドナーさんが風邪をひいてしまったら、無菌室に入って移植の準備を整えた患者さんはもう助かりません。
患者さんは、移植の一週間前から無菌室に入って、放射線などで徹底的に体の中の抗体を殺してから新しい骨髄液が体に入ってくるのを待ちます。
だから移植の前日などのドナーさんに何かが起これば、それは患者さんの命を奪うことになってしまいます。
この話しを知った時、ドナーさんの責任の重さに驚きました。
もはや単なる善意のボランティアという言葉のレベルを超えた、自己責任と強い使命感がないと出来ないことだと思いました。
そこで、そんなプレッシャーを抱えたときドナーさんは、何を思い何を感じるのだろうかということに強い感心が惹かれました。
もしかしたら自分の体の本当の意味や意義のようなものを感じるのかもしれません。
また、もしかしたら個人を超えた人類という中の一員としての自分というものを感じるのかもしれません。
ちょっと恐いようで、わくわくする、そんな気分で、ドナーさんたちのお話を伺いにいこうと思っています。
さぁ、どうなることやら・・・
この模様は、リスニングマガジンで近日公開・・・
えっ?
なに?
ここまで引っ張って、これって告知?
いや違います。
インタビュー前の、MCコチサの高鳴る心の呟きです。
でも、結果は、リスニングマガジン聞かなくちゃわからないんでしょ。
ま、まぁね・・・
という訳で、皆さんステキな週末を!
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