No.66 2001.3.16
もうコチサの体は春を受け入れたようで、毎日が眠くて眠くて・・・
録音の合間や、打ち合わせの合間、食事の後など、短い空き時間にいかに熟睡出来るかが、コチサの春との戦いです。
春に勝つ!
ディレクター
「じゃぁ、この後は和田君のオンリーで録音するから、コチサさんは20分の休憩をお願いしま・・・あれ、もう寝てるよ、この人」
コチサ
「Zzzzzzzz」
ディレクター
「じゃ、じゃぁ和田君、老人の台詞、一気に5本ね」
和田青年
「はい!よろしくお願いします」
和田青年の迫真の老人役の録音が始まった・・・らしい・・・
コチサ
「Zzzzzzzz」
ディレクター
「ちょっと待って、いい度胸してるなコチサさん・・・誰か起こしてやって」
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「いやっすよ、コチサさん寝起き悪いっすから」
ディレクター
「そうは言っても、これじゃ気になって和田君も録音し難いだろ」
和田青年
「いや、ボクは大丈夫ですよ」
気丈に振る舞う和田青年
ディレクター
「そうかぁ・・・じゃぁ悪いけど、おじいさんが娘の焼いたぐい飲みで酒を飲むところね。いい?娘は家を飛び出して陶芸家になった、そして賞をとった自信作のぐい飲みを持って里帰りをしたけれど、父は老いていて娘とうまく会話がかみ合わない・・・頼むね、ハイQ」
和田青年
「(迫真の演技)ん?・・・真理子かぁ?・・ん?由美か・・・そうかぁ戻って来たのかぁ・・花見酒?・・・んーお前の作ったぐい飲みかぁ、やけに平ぺったいなぁ・・・(Zzzzzz)・・そうかぁ冷や酒が美味しく飲めるのか(Zzzzz)そうかそうかぁ(Zzzzz)・・
えー、あっすいません、もう一回やらせて下さい」
「Zzzzz」の合いの手に心乱されながらも和田青年はTAKE10で無事録り終えたという。
そしてコチサが自分でセットした20分のタイマーが鳴る・・・
コチサ
「(立ち上がり背伸びをして)さぁ、もう一頑張りするかぁ・・・あ、和田君どう無事終わった?」
和田青年
「はい、おかげさまで・・・」
リニューアル版コチサニュースも、66号を数えると、コチサの台詞が「Zzzzz」だけでも一本書き上がるなんて、コチサも偉くなったのか、それともただの春の珍事か?
Zzzzzzz・・・
また来週!
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