コチサニュース No.023 2000.11.29

 11月最後の更新ということで、11月にまつわる噺を一席。

 ご隠居

 「おいコチサさんや、そのー、もう11月も終わりだ、11月にちなんだ噺を一つ聞かせてくれんでないかい」

 コチサ

 「まぁ、そう言われても11月っていうのはさしたる行事もなくて、これといった話題も無いんですがね」

 ご隠居

 「そんなこと言っちゃ、11月様もみもふたもあるまい・・・な、なんかあるだろ、ほら」

 コチサ

 「ほらって言われても・・・そう、大相撲の納め場所っていうのがありますかね」

 ご隠居

 「そうだな、相撲か、そりゃいい。相撲で何かオチをつけて話してくれんかね」

 コチサ

 「相撲ですか・・・じゃぁ悲惨な戦いって奴は?」

 ご隠居

 「だめだめ、まわしが緩んで、行事が軍配で叩くってやつだろ・・・もっと品のあるやつにしてくれんかね」

 コチサ

 「時津洋関の額と、コチサの額、どっちが狭いかっていうのはどうっすか?」

 ご隠居

 「だめだめ、そんなの誰も興味がないよ」

 コチサ

 「そういえば昨日、さつま揚げを食べたんですよ」

 ご隠居

 「何か相撲と関係あるのかい?」

 コチサ

 「いや、何にも無いんですけど、さつま揚げのこと、コチサの田舎では「てんぷら」っていうんですよ」

 ご隠居

 「ほー、じゃぁ本物の天ぷらは何ていうんだい?」

 コチサ

 「揚げ物っていうんです」

 ご隠居

 「じゃぁ、こっちの揚げ物のことは」

 コチサ

 「フライって言うんです」

 ご隠居

 「おっと、それはいきなりハイカラだなぁ」

 コチサ

 「で、フライのことは蝿っていうんです」

 ご隠居

 「な、なんだ、そこでオチが来るのか…で、相撲の話しはどうなったんだ」

 コチサ

 「そうですね、まだ十両だと思うんですけど学生相撲出身で増健(ますつよし)さんって力士がいるんですよ」

 ご隠居

 「おう知っておる、将来有望な力士じゃな…それがどうした?」

 コチサ

 「いや、ただうちのお父さんが、ますだつよしで、ますつよしに似ているな、なんて…」

 ご隠居

 「どうやら、何も思いつかずに勢いで更新だけしてるって様子だな」

 コチサ

 「はい…」

 ご隠居

 「まぁそれも誠意っていうやつだろう…多分リスナーの皆さんもわかってくれるじゃろ」

 コチサ

 「はい…すみません」

  お後がよろしいようで…


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