No.018 2000.11.17
奈良市吹奏楽団とのステージが19日(日)に行われます。
(於:サンアクティブ)
演目は「音楽を創造した男」(ドン・ギリス作)オーケストラとコチサの一人芝居のジョイントステージです。

その日ポーカーをしたかったおじいちゃんは、預かった孫娘ウェンディがなかなか寝付かないので出かけるわけにはいきません。
子守唄を歌ってあげようとするのですが、「お話をして」とせがまれます。
そして、おじいちゃんの「子守唄」では寝付かれない、とも・・・
おじいちゃんは、
「何を言っている、音楽を作ったのは実はこの私なんだぞ」
と、ウェンディを驚かそうとほらを吹いてしまいます。
「うそぉー」
ますます疑う孫娘に、おじいちゃんの作り話はもう止まりません。
「あれは、かれこれ300万年くらい前になるかなぁー」
おじいちゃんは、木を切るときの音から打楽器を発明し、その後ありとあらゆる楽器を発明していきました。
・・・そして楽器が奏でる音楽も・・・
おじいちゃんの作った音楽は、人々に、行進する喜びを教え、時に休むことの大切さを教え、心を育む素晴らしさを教えてくれました・・・
満足そうに遠い目をして昔を語るおじいちゃん・・・
そしてその傍ら、おじいちゃんの大きな愛に包まれて眠るウェンディ・・・
ベートーベン、ストラディバリウス、バッハ・・・
おじいちゃんのおおぼら話に顔をしかめた人たちも、そんな二人の幸せそうな姿に、苦笑いをして許してくれました・・・

東京と奈良に別れて、それぞれが練習をしていましたが、合わせで練習をするのは、本番前日と当日のみ。
何度も演奏テープを聞き、タイミングを頭に叩き込んだつもりなのですが、ちょっぴり心配です。
初対面になる吹奏楽団の人たちはみんなベテランの方々で、そんなことより、
「前日は歓迎会、当日は打ち上げ、焼肉と中華でいいっすか?」
などと盛り上がっている様子。
大成功で、店ごと食べちゃうような賑やかな打ち上げパーティーになるように、とりあえず直前まで台詞回しの練習を・・・
ここでも、ものにつられて張り切るコチサです。
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